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裸の翻訳者

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カテゴリ:通訳・翻訳
The Interpreter公式HP

nicole kidman 2
世の中にこんな美しい通訳者はいるのだろうか。
ボサボサの髪を後ろで雑に束ね、メガネ姿。
それでもこの美しさ。ニコールだからこそできる役だろう。
私はたくさんの通訳者を見てきたが、こんなに美しい人は始めてです。

ショーン・ペン演じるケラーが「たかが通訳者だろう?」と言うシーンがある。
ニコール演じるシルビアは、それに対し答える。
「通訳者のせいで戦争になった国もある。」

国連とは程遠い世界で通訳をしていた私でも、胸にズジーンと響く言葉だった。
会議通訳ではなく、どこかの現場での一対一の通訳であっても、
通訳者の印象一つで両者の信頼関係は大きく変わってしまう。
壊そうと思えば、いや、壊す気がなくても二人の関係を容易に壊すことができる。
通訳者はそれだけ重大な責務を担っている。

会社の新規プロジェクトであろうと演劇の演出であろうと、国連であろうと…
通訳者はただ言葉を右から左へ流しているのではない。
当人同士に足りない「言語」を補いつつ両者をつなぐ「ロープ」となる。

今度通訳をすることがあれば、シルビアの言葉を胸に、気持ちを引き締めて
両者のより良い関係作りを手助けしたいと思う。

さてさて、映画自体に対してのコメントですが、主役の2人があまりにも
素晴らしいのに、脚本がそこに到達していない、という印象を受けた。
バックにあるテーマがとてつもなく重いのに、サスペンスに重点を置くあまり
そのテーマの重要性が薄れていた気がする。

でもオスカー女優&俳優の2人の共演を見られたのは
非常に幸せな気分だった。





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Last updated  2005.10.14 14:46:41
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