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カテゴリ:通訳・翻訳
映画字幕をパソコンで作れるんです!
それが株式会社カンバス(株式会社カンバスHP) の「SST」という優れたソフトです。 映画に限らず、テレビ番組やありとあらゆる映像素材の字幕制作を、翻訳者が自分のパソコン上でできてしまうのです。し・か・も・「1秒4文字」というルールを元に、SST君は、「あと何文字使えまっせ~」という情報まで(声じゃないよ)教えてくれるのだ。 それだけでなく、作成した字幕を映像と合わせてパソコンで再生することができます。これまで翻訳者は、制作会社がその字幕を専門の機械でVHSに焼きこんでからでないと仕上がりを確認することができませんでした。 SSTを使えば、読みきれないと思えばその場で訳を短くすればいい。もう少し字数が入るな、と思えば簡単に追加できる。どのタイミングでどの字幕を出すか、の指示はタイムコードを使うが、SSTでは「タイムコード」「字幕番号」「訳文」等の情報をテキストファイルで保存し、印刷することができる。 なんという画期的なソフトなのだ! 私は仕事で何回も使用したことがあるが、SSTに慣れてしまうと従来のようにストップウォッチ片手に時間を計り、「○○秒だから4で割って、○○字まで使える」という算数もしなくてよくなる。算数嫌いの私にはもってこいだ! 唯一の難点は高価なこと。 本格的に映像翻訳で食べていくという覚悟の人でないと、なかなか手が出ない代物です。 興味のある方はこちらへどうぞ:株式会社カンバスHP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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