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カテゴリ:horse
29日の日記を書いた2時間後くらいに後輩のYの意識が戻った。 でも、どうやら体の一部分に麻痺が残るみたいだ。あと、てんかんの症状 も。 馬の仕事は辞めなければいけないと医者に言われたらしい。 Yは、麻痺よりも馬乗りの仕事ができなくなったという事のほうがショックだ ったようで、この残酷すぎる現実をまだ受け入れられずにいた。 聞かされてすぐに、それやったら死んだほうがましやった、とつぶやいたら しい 夢を持って必死に頑張っていただけにそのショックは彼の心をズタズタにし てしまった なんて声を掛けたらいいかわからなかった Yの悔しさややるせなさが伝わってきて、涙が少し出てしまった Yは生きている それは事実だ 喜ぶべき事実だ けど、生きていれば必ずいいことあるよ、たのしいよって言葉をかけること はできなかった きっとそんな言葉を今の彼の心は欲していない 今しばらくは自力でその現実を、ある程度まで少しずつ受け入れていかなき ゃいけないんだろう 自分の言葉はそれからなんだろう めちゃくちゃ元気にしてやろう 大学生のとき、Tという友達が自ら命を絶ったときも同じような状況だった Tはロッククライマーになるという夢を腰の怪我から断念せざるを得なくな り、生きることに絶望し、うつ病になり、ドラッグに走り、首を吊った もうあんな悲しいことは絶対嫌だ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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