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カテゴリ:horse
今日は栃木にある「競走馬総合研究所」&「競走馬理化学研究所」に見学に 行ってきました。 バスで二時間くらい。 競走馬のスポーツサイエンスを究め、競馬の発展と競走馬の未来に貢献する ために作られた、片田舎にあるこの二つの施設。 いや、すごかった。 栃木の田舎っぷりもすごかったけど、競馬を科学的な視点から研究してると こって初めて見たから、感動すらおぼえた。 「総研」は、優秀な資質を持って生まれてくるサラブレッドの能力を開花さ せるための研究をする施設で、運動生理学・栄養学・飼養学・行動学・心理 学・さらにはバイオメカニクスなどのさまざまな手法を用いてアプローチし てる。 圧巻だったのが、運動科学研究室の「トレッドミル」とゆう馬のウォーキン グマシン。 そこで馬に並歩~襲歩をさせていろいろと調べるらしく、実際に馬を走らせ ているところを見せてもらったんやけど、もう、すごいの一言。 まず、馬に口から鼻までをすっぽり覆うマスクを着けさせて酸素を利用する 能力を測定したり、筋電計を装着して馬の筋活動を観察したり、蹄にセンサ ーを着けて走行中の蹄の負荷の変化を調べたり、高感度カメラで走ってると ころを撮影してストライド・ピッチ・重心・関節角度などを調べ、種々の運 動について研究してる。 今まであまり研究されてなかった馬の走りのメカニズムが丸裸にされてま す。 ここでは馬は、人のトップアスリートと同じ扱いですね。 改めて、馬はスポーツ選手なんだなとしみじみ感じましたよ。 あとは、馬に多発する疾病の本態を解明し、その早期判断・治療および発症 の予防に関する研究をしている「臨床科学研究室」や、馬の生命現象のメカ ニズムを遺伝子および分子レベルで解明し、強い馬作りに応用するための研 究をしている「生命科学研究室」も見学させてもらったんやけど、ここでは 割愛。 そして休憩してから向かったのが「理研」。 向かったってゆっても「総研」のすぐ隣にあったんやけどね。 競走馬理化学研究所、略して「理研」では何が行われているかというと、大 きく分けると二つあって、一つ目はレースに出走した馬の薬物検査。 いわゆる馬のドーピング検査ってやつです。 JRAで開催される全レースの1~3着馬とJRAが指定した馬の、レース後すぐ に検出した尿をここに運んで調べてる。 4~5千万円する機械がゴロゴロあって、公正競馬を守るのもお金がかかる もんだなと思いました。 二つ目がサラブレッドのDNA検査。 血統命のこの世界では非常に重要なことですね。 全国から送られてくる競走馬の親子のタテガミを検査していて、ここにもウ ン千万円する機械がありました。 すべては公正確保・競馬ファンの信用のため。 信用はお金じゃ買えないもんね。 大切な施設です。 たくさん説明を聞いたおかげで、帰りのバスの中では爆睡でした。 今日はほんますごく勉強になりましたよ、もう一回行こうとは思わないけど (苦笑)。 研究所ってのは雰囲気が疲れる。 でもこうゆう形で競馬に貢献している人たちも自分たちと同じ、競馬を愛す る仲間なんだと思うと、現場にいる自分らも負けてられないな、とやる気に なってきますね。 やる気になってばっかりな気もするけど明日も頑張ろう! 今日、バスの中で聴いていたのは「ZAZEN BOYS」の新しいアルバム。 ZAZEN BOYS「ZAZEN BOYS3」... ほとんど寝てたけど。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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