テーマ:世界遺産紀行(1093)
カテゴリ:インド
インドで一番有名な建築は「タージマハル廟」と言う有名なお墓がありますが、約1世紀前にそのお手本となった建築が造られました。
『フマユーン廟』 【世界遺産】1993年登録 フマユーン廟の入口 ムガール帝国時代 (1520年~1658年) 2代目の皇帝「フマユーン」は、力の弱い皇帝でした。 ムガール帝国最大の霊廟を建設したのは、 「フマユーン」の奥様であります。 門を入ってみましょう・・・・ 茶色に白でシンメトリなデザインに感動する! 【世界遺産】フマユーン廟 フマユーン廟は、イスラーム教の霊廟であります。 イスラーム教は、砂漠の国で生まれた宗教である為 水は貴重で大切であり・・・ 水を豊かに使う事は王様の力を示す事でもありました。 宮殿の庭には、必ず水を豊かに使うのであります。 イスラームの王さま達は、 水路・噴水を使った「楽園」をお庭に再現したのです。 フマユーン廟も、お墓の周りにイスラームの楽園を造ったのです。 田の字の市松模様に水路が掘られていて フマユーン廟は、その中央にあります。 小さな噴水もあがっていました。 右の庭の中から見たフマユーン廟・・・・ 緑を豊かに使うのもイスラーム楽園の特徴です。 皇帝フマユーンと奥様は、お見合い結婚でありました。 当時のインドは、ほとんどがお見合い結婚でしたから 珍しい事でも無かったのですが・・・ 奥様は、フマユーン皇帝をとってもとっても愛していましたから 皇帝が残念な生涯を閉じた時 大変 悲しみました 悲しみから立ちあがり・・・ ご主人が、亡くなってから9年後にお墓を造り始め 1565年~1572年 完成しました。 な・な・なんと~7年間もかかったのですね~ インドでは、 フマユーンご夫婦を「見合い結婚の立派な見本」 それに対して、 タージマハルの王様夫妻を「恋愛結婚の立派な見本」 と言われるのであります。 フマユーン王妃は、立派なお墓を造る事で愛を完成させたのでありました・・・・つづく 「旅行ブログ」ランキングに参加していますクリックよろしく→ありがとう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.06.11 10:16:28
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