2017/07/16(日)00:00
がんこ爺さんと呼ばれる彼女の本当の望みとは~映画『繕い裁つ人 』
みなさん、こんばんは。三連休いかがおすごしでしょうか?
映画繕い裁つ人を見ました。
繕い裁つ人
出演
中谷美紀 伊武 雅刀 黒木 華 片桐 はいり 余 貴美子 杉咲 花 中尾 ミエ
監督
三島 有紀子
市江は祖母が始めた洋裁店を継ぎ、町の仕立て屋の2代目店主として日々年季の入ったミシンの前に座っている。彼女が職人技を駆使して丁寧に仕立てる洋服は、依頼人たちを喜ばせていた。職人気質の市江はブランド化の依頼にも目もくれず、その服に袖を通すたった一人のためだけのオーダーメイド服を縫うだけで幸せだったが……。
市江のもとへ足繁く通う大丸デパートの社員藤井と彼女の間に始まりそうで始まらない恋愛。漫画で見ると、二人はもっとつんつん(特に市江が)している感じだったけれど、実写の二人はどちらも押しが弱そう。友人役の牧さんは漫画版では、はいりさんとは全くイメージが異なる。はいりさんの方が監督の求めているイメージに近かったのだろう。
池辺葵のコミックを映画化。神戸を中心に関西でオールロケ。南洋裁店のロケ場所として選ばれたのは、神戸から少し離れた兵庫県川西市にある歴史的建造物の旧平賀邸。明治時代にそこに住んでいた平賀氏は海外から染め物の技術を取り入れ、日本の繊維技術に功績を残した人。雑貨店は神戸市東灘区にあるNAIFS(ナイーフ)・カフェは神戸市中央区にある珈琲店サンパウロ、実在するお店を借りて撮影。夜会で着飾った人々が踊る屋敷は神戸どうぶつ王国(旧神戸花鳥園)。
本作の為に14年ぶりにショートカットにした中谷は、役づくりにあたり、普段ミシンはおろか裁縫もしたことがなかったにも関わらず、約1か月間足踏みミシンの練習に励み、見事習得。最終的には裁縫指導にあたった先生から「実際の職人よりも巧いかもしれない」と太鼓判を押されるほどの腕前になったという。役柄にこだわりそうな中谷さんらしいエピソード。
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