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2020/07/07(火)02:56

フィクションのミステリ色が 告発の勢いを削ぐ~映画「奴隷の島、消えた人々」

韓国映画(71)

みなさん、こんばんは。 東京マラソンは雨の中実施でしたね。山中センセイすごいです。 韓国特集も最後です。 実話をベースにした映画です。韓国って島が結構多いですね。 奴隷の島、消えた人々 NO TOMORROW 天然塩の生産地として知られる離島で起きた殺人事件のニュースが韓国内を駆け巡り、人々に衝撃を与える。さらに一般市民を驚かせたのは、塩田関連施設で知的障害のある人たちが人身売買により奴隷並みに強制労働させられていた現実だった。さらに事件を追っていたテレビ局の記者ヘリは、意識不明となってしまう。  韓国人の方が日本人よりよほど情が濃いと思う場面に度々遭遇するが、それと同じだけ、彼等の方が我々よりも残酷だと思う場面を見る。幸いにして、残酷な場面というのはニュースやフィクションで、民間レベルで接する韓国の人達は激昂することも冷徹な一面を見せることもない。 本編は「トガニ」同様実際の事件をベースに描く。2014年2月6日に発覚した大韓民国全羅南道新安郡にある島、曽島の塩田における知的障害者への奴隷・人身売買・搾取事件ー新安塩田奴隷労働事件である。知的障害者が、違法な職業斡施業者に誘われて離島の塩田に奴隷として送り込まれ、劣悪な環境と周囲の黙認の下で長期間に渡って救出もされずに奴隷的労働をさせられていた。 冒頭は「既に何かが起きてしまった」所から始まり、評論家三人が討論する番組によって概要を知らされる。評論家達をまず登場させたのは、「事前情報を持たずにこの事件を見る人達が、どのような見方をするのか」という視点と、ある疑いを持って島に入ったヘリの視点を比較させるためだ。ヘリは、塩田で知的障碍者が給料も払われず、過酷な労働環境のもと働いているという情報を得て、同僚一人をつれて離島に向かう。 ヘリはほとんど、同僚カメラマンが持つ、安定しない手持ちカメラの映像で撮られる。映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のようだ。女優はすっぴんで、まるでドキュメンタリーを見ているような感覚になる。異物であるヘリ達は「塩づくりを取材に来た」とは言うものの、留守に勝手に作業場に入ったり随分と危ないことをしているので、関係者や島の人たちにすぐ不審がられてしまう。猪突猛進のヘリが、身の危険を冒してまで塩田の労働者にこだわるのかは、同僚カメラマンの台詞で少し紹介されるが、彼女自身が内面吐露する場面はない。  史実を忠実になぞれば、本編は「知的障碍者を不当に働かせていた問題」の告発がテーマになるはずだったが、フィクションの要素―冒頭の事件を入れてしまったため、「この事件の真相は何か」という謎の方が告発よりも前に出てしまった。 ​奴隷の島、消えた人々 [ パク・ヒョジュ ]​​楽天ブックス​ プリーツスカート フレア スカート マキシスカート 無地 スカート マキシ ロングスカート Aライン 着痩せ 体型カバー ウエストゴム ふんわり ビビッド メール便 2018秋冬新作 80cm/90cm 【lgww-af1001】【予約販売:12月20日入荷予定順次発送】【送料無料】メ込楽天で購入

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