シェフの独り言

おはようございます！　



今日も暑くなりそうですね




さて、本日のクリックランチは・・・


　軽くスモークした若鶏のグリエ　粒マスタードソース

　
　サーモンとアボカドのパータフィロ包み　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ケイパーのソース

　鹿肉のロースト
　　　　　　　　　　（少しだけですのでお早めに・・・）　




今日のランチのソースは、オステルリーのソースの中で
１，２を争うソースです！



レストランでお料理を選ぶ時、これ食べたいな、と思う食材の
ソースが好みじゃないとすごく残念な気分になりませんか？


でも、今日のランチだったらソースを見ただけで
「どっちも食べたーい！」と迷ってしまいます。




まず粒マスタードのソース。
「辛いのはちょっと・・・」
と倦厭される方がたまにいらっしゃるのですが
粒マスタードは、日本で認識されている黄色いマスタード
（ハンバーガーとかに入っている）とは全く別物です。


マスタードの実をそのまま使っているので、ぷちぷちとした
食感があり、さわやかな酸味と塩味が食材をひきたてて
くれます。


これだけでもソーセージや田舎風のパテなどに合わせると
おいしいのですが、秘伝のレシピでソースにした
「粒マスタードのソース」はこれまた粒マスタードの概念を
打ち破ってくれます！


酸味はマイルドになり、変わりにうま味が凝縮されて、口に
入れるとぎゅっと唾液が出てくる感じ・・・
伝わりますでしょうか？






次にケイパーのソース。


ケイパーとはフウチョウソウ科の植物で、ケイパーの花のつぼみを酢漬けに
して香辛料として売られています。



名前が似た「ケッパー（こしょう）」とは違って、
スパイシーや刺激はないです。



でも、塩と酢漬けにしてあるので、これまた食材のうまみを
存分に引き出す役割をしています。
ケイパーってこんな感じ


使いだすと本当に便利な香辛料で、パスタのソースやサンドイッチ
マヨネーズとの相性も抜群です。



このお役立ち素材、ケイパー君を使ったソース。
こちらは、粒マスタードのソースより少し酸味があります。
ただ酸味だけではなく、うまみのベールに包まれていて
不思議なことに甘味すら感じるのです。



がっつり系の粒マスタードソースか
スマート系のケイパーソース。



どちらもお勧めなので、お二人で来られた方は是非
両方を試してみてください！