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カテゴリ:ポッキー&パクチー
昨日、ランチから会社に戻る途中、捨て犬らしき犬と出会った。
雑種のそこそこ大きな犬なら、さほど気にならなかっただろうが、こともあろうにシーズー犬だったのだ。 大きさといい、色といい、ポッキーと同じ。 残飯を漁ったのか、顔は油がベットリと張り付いている。 飼い主の元を離れて少し経つのだろう。伸びた毛は、玉になり微妙にドレッドヘアになりつつある。 道にしゃがんで呼んでみると、無邪気にブンブン尻尾を振って寄ってくる。 ポッキーが寄って来たような錯覚に陥った。 俺は、このままこの子を残して、この場を去らなくてはならない。 俺が居なくてもこの子はきっと生きていくに違いない。 それは、よく分かっているのだが、あまりにも悲しすぎる。 ひょっとしたら、人に無碍にされるかもしれない。 車にひかれそうになるかもしれない。 どんな気持ちでさまよってるんだろう。 寂しいだろう、寒いだろう、そう思うといてもたってもいられない衝動に駆られる。 これがもし会社からの帰り道だったなら、抱きかかえて持ち帰ったに違いない。 しかし、気持ちを振り切って、その場を後にした。 今日、何気にその子を探しながら歩いてみたが、見つけることはできなかった。 今頃、どうしてるんだろうか。 誰かに見つけてもらえてるといいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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