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2008.03.08
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昨日、ランチから会社に戻る途中、捨て犬らしき犬と出会った。
雑種のそこそこ大きな犬なら、さほど気にならなかっただろうが、こともあろうにシーズー犬だったのだ。
大きさといい、色といい、ポッキーと同じ。
残飯を漁ったのか、顔は油がベットリと張り付いている。
飼い主の元を離れて少し経つのだろう。伸びた毛は、玉になり微妙にドレッドヘアになりつつある。
道にしゃがんで呼んでみると、無邪気にブンブン尻尾を振って寄ってくる。
ポッキーが寄って来たような錯覚に陥った。
俺は、このままこの子を残して、この場を去らなくてはならない。
俺が居なくてもこの子はきっと生きていくに違いない。
それは、よく分かっているのだが、あまりにも悲しすぎる。
ひょっとしたら、人に無碍にされるかもしれない。
車にひかれそうになるかもしれない。
どんな気持ちでさまよってるんだろう。
寂しいだろう、寒いだろう、そう思うといてもたってもいられない衝動に駆られる。
これがもし会社からの帰り道だったなら、抱きかかえて持ち帰ったに違いない。
しかし、気持ちを振り切って、その場を後にした。
今日、何気にその子を探しながら歩いてみたが、見つけることはできなかった。
今頃、どうしてるんだろうか。
誰かに見つけてもらえてるといいな。





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Last updated  2008.03.08 00:51:03
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