重箱の隅つつき隊。アルカナ編 その三 〜ルノー・マルチセンスなどについて〜
「重箱の隅つつき隊。アルカナ編 その三 〜ルノー・マルチセンスなどについて〜」です。 今更「ルノー・マルチセンス」などについて書くと言うのも相当に周回遅れ感(笑)が有るのですが、使ってみないと分からない事ですので、まあ書いておきます。あ、あと、それ以外にも気付いた事もオマケに書いておきましょうかね。 やっぱりCセグメントの車であるとすると物足りなさを感じますね。 スマートフォンの所有者を、搭乗者として複数人分を登録できるワケですが、その設定出来る「MySense」の設定項目自体が「とほほ」な項目しか無いワケです。せめてアルカナ自体にデフォルトで設定されている「Eoc」とか「Sport」のパワーマネージメントが「MySense」に設定できればと思いますね。ステアリングレスポンスと車内照明しか設定出来ないってのは流石に如何なものかと思います。さらに、搭乗者の個人設定を記憶できるなら、例えばシートの位置やサポート量、ミラーの位置くらいは記憶してくれても良いのではと、思ってしまいますね。Cセグメントなんですから。取り敢えず、せめて選択したモードをイチイチ「MySense」に戻さないでほしいです。 それから、最近はマルチセンスのモード切り替えで「Eco」を使うようにしているのですが、これのパワーマネージメントがいまいち良く分からんです。 「Eco」に切り替えて直ぐに分かるのは、アクセルのレスポンスもですが、特に感じたのは車の減速率(?)が通常(MySense)モードより少ないように感じることです。まるでコレオスに乗っているような感覚が有ります。通常の「MySense」だと、アクセルペダルを戻せば「回生ブレーキ」が効き始めて、ゆっくり減速して行くのですが、「Eco」だとそれがあまり無いです。E-TECH FULL HYBRIDのトランスミッションには、一般的なクラッチが無く、ギヤがフリーになる事は無いというのを何処かで読んだのですが、まるでギヤをニュートラルにして走っている様に感じるくらいです。しかも下り坂では加速して行きます(笑)。これはどういう事なんでしょうか。百歩譲って平地ならいざ知らず、下り坂では回生ブレーキを効かせて良いはずですよね。まあ一応、メーター部に表示されるフロー図は、回生しているように絵が描かれてはいます。 それから、メーターに表示される「予想航続距離」の数値が「Eco」に切り替えると、えらい増える(笑)。1200kmとか普通に表示してきます。と言っても、通常モードでも普通に1000kmオーバーを表示しているので、まあ、アレですが。 取説とは別の冊子になっているE-TECH FULL HYBRIDの取説も読んだりしてるんですが、この辺りの事については全然書いて無くて、出来たら各モードのパワーマネージメントがどうなっていて、どのように運転すると、最も性能を引き出せるかとかも書いておいて欲しいですね。 シフトレバーに有る「Bモード」も、ただ「回生ブレーキが強く掛かります」くらいしか書いてない(笑)。単純に回生ブレーキの効きを強くする(ブレーキを掛ける)と言う事なら、パドル式の方が使い易い気がします。下り坂などで使うと、少々の下り坂ではどんどん減速しますし、そのたびにレバーを戻すと「Eco」モードだと加速するんで、またレバーに手をやって「B」モードにして減速…と、少し煩わしい。いや、ここは「B」モードを使わずにブレーキペダルを踏むところなのか。と言うところの、仕組みからの解説資料が欲しいですね。 この様なケースは、いま書いた様にブレーキペダルを踏むのが正解だと思います。思いますが、感覚的にエネルギー回生中のつもりなので、更にブレーキペダルを踏むってのが、ナカナカ。身体が(笑)反応しないんですよね。