イプシロン
「ルノー広島中央」へコレオスを預けた日は「イプシロン」にお邪魔していました。「イプシロンコース」の値段が(6,000円)1,000円ほど上がっていました。嫁さんが予約の電話をした時に聞いていたので、こりゃ「ゴ・エ・ミヨ価格」になったのか?とも思ったのですが、「イプシロン」のシェフがただそのためだけに値上げするとも考えられないので、それは「確認せねばなるまい」という事でイプシロンコースをいただいて来ました。まずのっけからパンに変化が。天然酵母を使ったパンとフォカッチャ(定かではない(笑))。ズッシリと重い、醗酵が弱い感じで、ほとんど膨らんでいないパンです。面白い。アミューズ「桃とトマトのスープ」。と言うか、ガスパチョのような感じです。白桃の身も有るのですが、赤いサイコロ状の物も桃です。真ん中には野菜のゼリー寄せも。もう既に1,000円の値上げ分は元を取った感じです(笑)前本日の前菜。「ゴギのニョッキ ジロール茸 自家製カラスミ」。ゴギと言うのは西中国山地に生息する珍しい川魚のことで、最近は食用にも出回るようになったのですね。本日の一品。「アワビのパイ包み揚げ」。割合と大きくて柔らかいアワビがパイ生地で包まれています。おそらく(笑)ジャガイモかなにかの芋とか、ほうれん草とかそう言ったもので包みパイ生地で包んで揚げたものと思われます。後から追加で出てきた「アワビの肝」。小鍋で火を通してその鍋のままシェフが持ってきて「肝どうぞ」みたいな感じで出してくれました。なぜ「後から提供」なのかは謎。(ヽ´ω`)パスタ。「ピィチ イタリヤ産ウサギ オリーブのラグーソース」。ミンチ状では無いウサギを食べるのは初めてな気がします。極旨。たぶん「カモのロースト」。胸肉だと思うのですが、実に良い鴨。美味。口直し「クリームブリュレ」(たぶん)。このトリュフがキャラメリゼしたブリュレとともに実に良い。「ピスタチオのセミフレッド アイスとゴボウのジェラート」。ゴボウのジェラートと言うのは初めて食べました。どの様に調理して有るのかは不明ですが、ゴボウには違いなかったです。全体的なハーモニーが実に良い。小菓子。と言っても手がとても掛かってますね。相変わらず手抜き感なしの誠実なコースでした。6,000円が安い金額とは言いませんが、これだけの物が出てくれば、コストパフォーマンスは非常に良いと言い切っても問題ないでしょう。今日もごちそうさまでした。(ヽ´ω`)ノシ