ノンフィクション。訪問のあれこれ。

2023/07/20(木)08:35

訪問看護 〜住所だけ分かればいい〜

訪問看護~第二章~(4)

​今回は伝説の名言 「住所だけ分かればいい」 の誕生秘話。​​ 前回の記事の通りに定期訪問は毎日8~9件(30分を含む)であり、 それに加えて緊急訪問をしていた。 ここからが当時のエピソード。 ※の部分が言葉の真意となります。 訪問中に管理者から電話がくる 「ねぇHIKO~、今どこ?(※緊急入ったから行って)」と 付き合いたての彼女のように甘い声で・・・(笑) もちろん返事は「はい!!喜んで!!] 締めは「電話切ったら住所送るからよろしく~(※上手く丸く収めてこいよ)」 上記の3行のやり取りが緊急訪問時の定番のやり取り。 LINEで来る場合は「ねぇ、HIKO~♡」と・・・笑 もちろん返事は「喜んで♡」となる。 最初は少し調べたりして向かったけど、 ステーションの全患者の情報は認識しているから 「どうなってるのかな?」と起こり得そうな事象を 移動中に考えながら向かうようにして、立ち止まってカルテ見るの辞めた。 そうすることで最速で利用者宅に到着することが出来る。 ただし、臨時訪問で契約&初回になるケースも多々あったので その場合は事前情報はリアルに「住所だけ」 最後の砦のボスである院長は臨時に行くことに躊躇いがZERO。 「だって困ってんだろ?行きゃ分かるだろ」 「病院の救急外来と同じだろ!普通だろ。」 と院長は常々口にしており、 単純な私は「すげぇ・・・、かっけぇ・・・」と魅了され 上記のような流れの緊急訪問を繰りていくうちに 「住所だけ分かればいい」 が私の中に定着した。 世の中の訪問看護師さん 臨時依頼が来た時に 「えっ、どんな人?」 「私担当じゃないから詳しくない・・・」 「何があって臨時なの?」 などと事務所でごちゃっごちゃ相談してませんか? 「喋る暇があるなら1秒でも早く患者の所へ行け!!」 ​​​ ​​​​​​​

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