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世の中には、生身の人間にではなく、その人の一部にだけ脅迫的な
性的関心を持つ人たちがいます。 その大半は、どういうわけか男性です。 彼らの関心の対象になるのは、多くの場合、靴や下着、スカート、 靴下、手袋、足、手、乳房といった身体の一部である場合もあります。 このような性的好みをフェティシズムといいます。 ゲーテやワーグナー、ヒッチコックが婦人靴のフェティシズム だったことはよく知られています。 フェティシストは、物神崇拝と訳されていますが、そのもとになったフェティッシュは、 西アフリカの原住民がお守りにしたり 祭ったりした呪文のコトでした。この言葉を援用して、 フェティシズムと名付けたのは、フランスの心理学者ビネーです。 フェティシズムの特徴は、性的関心の対象が持ち主ではなく 物や身体の一部に限られるということです。 フェティシストと達が、性的エネルギーのはけ口とするのは、 モノや身体の一部から作り上げられるイメージであって、性行為ではありません。 肉体的結合は、むしろ避ける傾向があります。 フェティシストたちが、このような肉体的結合を必要としない 『幻想の性』を好むようになるのは、幼児体験や者社会的条件づけが原因とされています。 性心理がゆがんで発達したとき、その人は、性欲に罪悪感を 抱いたり、母親に対して近親姦的感情を抱くようになります そして、そうした自分をさらに嫌悪するようになります。 そうしたココロの葛藤が激しいとき、性の対象として安全な モノを選ぶようになるといわれています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 13, 2003 01:33:51 PM
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