白い巨塔の総集編が放送されました。
去年の今頃は、大変な人気でしたね。唐沢&江口コンビ。もう二度と見れないかなぁ。
昔の彼らの作品を知っている方は解る短編小説を書きました。パロディですよ。パロディ・・・
☆白い巨塔という名のもとに
大阪の何処からでも、その天を突く姿を見ることができる。その白い巨塔に多くの人々の思いが錯綜する。
「里見・・・この病院は最後の時を過ごす病院ではないようだ。しかし、無念だ!ただただ・・・無念だよ。」
「財前。俺が最後を看取ってやるよ。お前とはいろいろあったが、友達であることに変わりは無い。俺も、お前の癌に気づかず・・・無念だ。」
「貴子・・・どうしてるのかなぁ。逢いたい・・・篤のところにもうすぐ逝けるのだな。俺はあの時と、いや人間的には成長していなかったかも知れない。楽しかったなぁ・・・熱かったなぁ・・・」
「なぁ里見、お前が貴子を好きなことはわかっていたんだ。俺はいじっぱりだろ?だから貴子と別れたとき、お前にすまない気持ちでいっぱいだったんだ。ぁはは・・・お前のパンチはきいたぞ。」
「あぁ、解ったからもう話すな。無理をするな。もう・・・楽にしていいなだよ財前。」
「情け無いなぁ・・・グフッ」
「財前!!」
「どうした?財前・・・嘘だろう。嘘だろう。バカヤロウ!!!!
健吾のバカヤロウ・・・」
「健吾っ!!!!」
「おい時男!!健吾は健吾は・・・まじかよ!お前医者なんだろう!ナントカしろよ・・・なんとか・・・」
「よしなさい。健吾は・・・健吾はズート健吾のままよ。」
「・・・貴子。すまん。財前が・・・」
「もうその名前はよして。二人とも幾ら婿養子で改名したからって、私達の前では、時男と健吾なの」
「・・・そうだな」
健吾の周りに7つの星が集まっている。健吾、時男、貴子、則子、純、尚美、そして篤。
「何年ぶりだろうな。こうしてみんな揃ったのは。」
「久しぶりに呑みに行くか!」
「おっ!やっぱり時男だな。」
「財前、いや健吾は安らかな死に顔だよ」
「いくつの海を越えたら、白い鳩は砂地で安らげるのか。
友よ、答えは風に吹かれている。
答えは風に吹かれている」
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