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前回の日記、自閉症と遺伝子組み換えでは、農薬のBTやグリホサートが腸内炎症と関与という内容でしたが、今回はその除草剤とセットになる遺伝子組み換え食品です。 難しいですが、お母さんたちにも知ってもらいたいのでかなり省略します~
現在、遺伝子を組み込む技術は、遺伝子の全構造がわかっている大腸菌、酵母菌、線虫などわずか。
出来た組み替え体細胞は、高濃度の抗生物質という異常な環境下で生き残ったいわばモンスター生物。 抗生物質を効かなくする酵素は、抗生物質を投与されている患者が体内に取り入れれば治療を台無しにし危機にさらす可能性がある。
FDAは現在認可されている組み替え作物の中の抗生物質修飾酵素濃度は低く、体内で分解されてしまうだろうから心配ないとしているが、同時にバンコマイシンなど現在最も重要な第3世代の抗生物質に対する耐性は利用すべきでない、とコメント。 問題は、アメリカが輸出する遺伝子組み替え食品を食べるのは先進国だけでなく、アジアやアフリカなどで、第1世代の抗生物質が重要な治療手段になっている国々の人々である。
外来遺伝子は宿主のDNA塩基配列が少し似ているだけで、挿入されてしまう。遺伝子構造に割り込めば、その遺伝子の蛋白質は作られなかったり、遺伝暗号の読みとりのズレが起こる危険もある。 新たに配列が形成されたり、新たな構造遺伝子が作られて、本来存在しない予想外の新たな蛋白質が出来ることもあり得る。 これがアレルギーを起こす蛋白質であれば大きな被害をもたらす。
環境への影響では、野外に放出された場合、異種生物の遺伝子に伝搬し組み替えを起こして一人歩きをする可能性がきわめて高い。すでに、除草剤(BASTA)耐性遺伝子を組み込んだトウモロコシと菜種の栽培土壌からこの植物の耐性遺伝子を持った土壌菌が多数検出されている。 また、多くの海水中のバクテリアがその遺伝子を大腸菌に伝達することや、下水処理場でのバクテリア間遺伝子伝達が実験室条件よりも高率で起こることも報告されている。遺伝子組み替え大豆やトウモロコシを食べた人間や動物の腸内で、抗生物質耐性遺伝子が腸内細菌に伝達される可能性は高い。
被害の典型的な例は最近話題になった、米コーネル大学のJ.ローシーらによる、殺虫遺伝子(Bt)を持つとうもろこしの花粉を食べたオオカバマダラ蝶の幼虫の死亡や成長障害の報告であろう。 アブラナの場合、花粉は2.5〜4 Kmも先まで飛散して他の近縁種に交配して除草剤(ラウンドアップ)耐性遺伝子を伝達し、またアブラナから野生のラディッシュに伝搬したラウンドアップ耐性遺伝子は4世代にわたって伝達された。
いずれにせよ、組み替え遺伝子が広く環境中にばらまかれた場合に起こる生態系への影響は長期的に見れば生態系の安定性と生物進化に対するその影響は計り知れないものになろう。 --ここまで--
このブログを読んでいらっしゃるお母さん方なら、DNAのメチル化のこともある程度ご存じかと思いますが、メチレーションにも関与しているそうです。 また、本来なら存在しないアミノ酸が含まれていたり、予期しない不飽和脂肪酸が出来た例や、 組み替え遺伝子の生産物蛋白質ではなく、低分子量の毒物である突然変異があったりしています。
ナッツの遺伝子を大豆に組み込んだところ、ナッツにアレルギーを持つ人に対してさらに強いアレルギーを起こす蛋白質が出来たりなどなど… 自閉症者の腸内での、酵母菌異常繁殖や人の体内には存在しない蛋白質、デルトルフィンの検出などの遺伝子組み換え食品に関与していそうな内容です。
文字数の関係でかなり割愛しましたが、詳しくは原文を!
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最終更新日
2015年02月20日 20時11分00秒
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