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カテゴリ:ポジショニング
前回、強いところを強くするのが弱者の戦略だといいました。
(弱者とは何か、戦略とは何かについては、おいおい取り上げていく予定ですが、とりあえず竹田先生の本を読んでおいてくださいね。) どうして、弱いところを強くするではなくて、 強いところを強くすることが弱者の戦略になるのか、 簡単に説明しておきたいと思います。 今、ある会社がAに7、Bに5、Cに3の経営力を投入しているとします。 A・B・Cは、商品でも地域でも客層でもいいですよ。 結果は投入した力の2乗になりますから、この場合、 49+25+9=83 がこの会社の結果ということになります。 中小企業ですので、乏しい経営資源からわずかですが3の力を用意して 売上を伸ばすことを考えます。 弱いところを伸ばそう! そう考えた社長は、Cに3をすべて投入しました。 Aが7、Bが5、Cが6ということになりました。 平均化されてなかなかいいように思えます。 結果は2乗ですから、 49+25+36=110 となり、27もアップしました。 これでいいように思えます。 でも、Aに3をすべて投入したらどうなるでしょうか? Aが10、Bが5、Cが3ということになりました。 アンバランスなような気もします。 でも、結果は 100+25+9=134 となり、先ほどよりもさらに24もアップしています。 さらに、追加した3も含め、全てをAに投入したらどうなるでしょう。 Aが18になりますから、結果はその2乗で何と324にもなります。 最初の約4倍にもなっています。 とても単純な計算なので驚かれたのではないでしょうか。 でも、これがルールなのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.12.19 18:54:19
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