テーマ:暮らしを楽しむ(383728)
カテゴリ:かふぇ。
冷蔵庫を開けたらチクワしか入っていなかった…。 あ、あと牛乳はあったけどね、でも何か…オカズ的なものは、チクワしかありませんですた…。 白飯とチクワのお弁当です、はい…。 誤魔化すため(何をだ…?)、カップスープの粉も持参し、ポットからお湯を注いでいると… 「お、そこに居られるのはスナイダーズ氏か…っ?!」 何だよ、ソレ…。 でも、こーいったノリには、理性の前に本能的に食いついてしまうように出来ている人間なので(イヤだぁぁー!)、 「おお、H氏ではないか?!」 なんてフツーに答えておりますた…。 ※注。会社の昼飯時の会話です。 「あっはっはー。スナさん、こーゆーのは得意だよね~」 私に振った張本人の営業Hさんは調子に乗る。 「キボンヌ、ですなっ」 …どこで覚えた!?その言葉!?(…てか、オマエもな…) その後も…。 ノリにノッたHさん。何故か…その場で食事をしていた皆で「メイドカフェ」の話で盛り上がりますた(どんな会社!?) しっかし…。それよりも…。 「それより、私は執事カフェをキボンヌ」 「おぉぉぉー!!!スナさん、早速活用されますたね~★」 乗るなよ、オマエもな…。 こんばんわ、スナイダーズです(どんな前置き!?) 今夜は「夏至」ですたね★ ん?!明日か!?…ま、良いや。スナの中では今日ですた。 どったばたと仕事を終わらせると、迎えに来てくれてた友人の車に飛び乗り、ゴー! 復讐を果たすためゴー!!(大げさなやっちゃ…) どんより重たい雲が漂う蒸し暑い夜でしたが、それでも何とか雨は降らず、一軒屋カフェのテラスにてディナ~を頂戴いたしますた♪ 「夏至祭、開催いたします~」 食前酒のグラスをカチリ★と鳴らして、ユックリマッタリ…時間をかけるだけかけて食事をした。 祭と言えば…。 ダンス(!?)に唄に…。とにかくワッショイ★と騒ぐことを連想してしまいますが(あくまで私はそうだっ)、でも今夜は…。 ノ~ンビリ静かに穏やかに。 お子達が。 忙しなかったけど、でもジャングルのように緑が生い茂るそのカフェは、かっこうの遊び場で、勝手にキャイキャイやっておられますた(テラスには他に客がいなかったから良いの!) ゆっくりと徐々に日は落ち、20時前になってようやく急速に夜の闇がやってきた。 ポツリポツリと、照らされた小さなキャンドルたちが存在感を醸し出す。 今日も。 昼飯時はバカやってましたが、それなりに忙しい1日だった。そんなバカやって気を紛らわさないとやってられないくらい、緊張した、忙しい1日だった。 酷いことも沢山、言った。面と向かって怒鳴り散らすことができない私は、淡々と注意やらアドバイスやらをするも、でも反対に結構相手には酷だったと思う…。 「執事カフェキボンヌ」 なんて真顔で言っていたチビッコに、 「もっと頭、使ってください。あなたの頭は飾りですか?」 なんて…。さっきと同じ真顔で言われてみてよ。イヤだよ、何か…。 そんな…。 戦場の私を知らない親友は、とても穏やかな顔で紅茶を飲んでいた。 「今日は、思い切ってきて良かった」 そんなことを呟いていた。 私のセリフだよ、それ。 そう思いながら私はコーヒーを啜る。 「今日を境にこれからは夜の時間が長くなるんだよね~。これから夏本番なのにね~」 「たまには…。暦なんて気にせず、宇宙の流れに乗ってみるのも良くね?」 私の言葉に友人はニッコリ笑った。 そうこう言っているうちに…。 あっと言う間にトップリ闇に包まれて…。 お子達も流石に疲れたのか、テーブルに臥せってウトウトしだしたのでお開き。 「大人の都合に合わせちゃったね~」 ヨイショと下の子を抱っこし、上の子の背中を擦って促しながら友人は言った。 「たまには…。良いんじゃね?気晴らしは大切だよ、現実逃避は大事だよ。メルヘン舐めんなよ」 席を立ち、歩き出した私の手を取った上の子の小さな手を握り返しながら私は言った。 「スナがお父さんみたい」 友人はクスクス笑ってますた。肝心のおとーさんは…。 「ハンカチ貸して。ってか、もう帰るの!?」 手の雫をピンピン跳ね散らかしながら、トイレから戻って来ますた…。 オメーが一番の子供だな…。 時間は。 確実に流れていて、誰にもその速度を緩めることは出来ないし、止めることも、ましてや遡ることも出来ない。 こんな時間がこれからもずっと、永遠に続けば良いのに。なんて本気で切実に思うけど…でも…。 だからこそ、「今」を大切にしたい。 「おとーさん、アナタがお支払いするのをキボンヌ」 「何だ、それ!?ま、そのつもりだったけどよ」 通じてんじゃん…っ!? 明日も皆様にとって、素敵な1日でありますように★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 22, 2007 12:47:08 AM
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