『社員教育。その2。』
あらよっと。 噴く【白ワイシャツ着用時、あえてカレーうどんを食べる】店長です。 昨日は一滴のシミを作ることなくカレーうどんを完食すると言う偉業を達成し、事務所を掃除しに来たバイトの女の子に意気揚々と自慢するも・・・ バイト:『は?ソレのナニがスゴイんですか?』 と、あっさり右から左へ受け流し←旬過ぎフレーズw ちっ。 この凄さがわからないとはまだまだ人生経験が足りないのっ ふんっ。 んまー、いいよ。一人孤独に白ワイシャツでカレーうどんに立ち向かう姿をいずれは誰かが評価してくれるはずだ。 とゆー訳で次回はカレーチカラうどんにチャレンジするコトに。 ただでさえトロットロでアッツアツのカレーうどんにお餅が入った日にゃあ、ダチョウ倶楽部の上島のおでんに匹敵する灼熱さであろう事は疑いの余地もない・・・。 上島を超えてみるか ああ。 ・・・・・ あい。ちゃちゃっと本題に行きまっす♪ えーっと・・・その前に。 先日またまた同チェーン他店舗に研修の講師として行って来たのですが。 んまー、最近の若いモンは礼儀を知らんね。温和柔和平和の3拍子揃っているこのオイラがあともーちょっとで『プチーン』って、キレそに・・・。 んもーね、挙げればキリがないっつーくらい。 普通さー、他店舗店長(要は目上の人間)が来店したらデスクワークしてても起立して挨拶するとか・・・ ワザワザ自分らの研修の為に片道2.5hも電車に乗ってきたんだから、終わったら講師(=オイラ)にお礼を言うとかって、アタリマエじゃないすか? 細かい事かもしれないけど接客業のプロフェッショナルとして。 身内に対して礼儀を尽くせないヤツがどうやってお客様に気を配る接客ができようか? しかもコイツらときたら、事務所内でオイラのいる目の前でも平気でお客様の悪口を叩きやがる。 んでまた、その店舗の店長がなんにも注意しないコトに一層キレそに。 店長も含めたコイツらにはもっと人として基本的な部分を教えなきゃならんな ああ。 おっと。 その前に一列に並べてジャンピングニーラッシュだな ああ。 ヤレヤレ グチっちまいましたよ ごめんよ。やっとこ前回の続きに入りますよおまたせ♪ -------- 噴く:『アウト(=打込玉数)は1分間最大100発なっ!ってコトは、1時間だと何発になる?』Tくん:『・・・・・・・・・・・・・・・・』噴く:『ながぁぁぁいフリーズだなぁ、オイ。んじゃ、1時間は何分だ?』Tくん:『・・・・・ろ、ろくじゅっ・・・・ぷん?』噴く:『だよな?じゃあ1分間に100発だから60分間だと?』Tくん:『・・・・・・・ろっ・・・・・・ぴゃくぅ・・・・かな?アレ?えっと・・・・』噴く:『オイオイオイ マジかよ。100×60だぞ?6000発なっ!つーか、算数苦手か?』Tくん:『はぁ・・・でへへ♪』 またしても、1ミクロンもテレるトコロではないのに顔を赤くして頭をかくTくん。 いやー。それにしてもコレは手強いわぁ。日本語と算数が苦手な、この無邪気な25歳にどーやって業務用語や業務計数を教えられようか? つか、100×60の計算なんてウチの小学生の娘でも即答できるのに・・・って・・・ はっ。 まままま・・・まさか・・・・。 イヤ、昔ウチの店のバイトでいたんですよね・・・。 『九九のできない子』が・・・『四の段』から先・・・もっと具体的に言うと4×6から先が言えなかった子が・・・。 コレ、マジネタです ええ。さすがにショックでしたね。 んまー、その子はホールでは一生懸命やってたしバイトでいる限りは、さほど支障はなかったのですが。 さすがに『社員になりたい』って言ってきた時は断りました。どんなに採用基準のハードルを下げても、九九ができないのは・・・ ムリってもんですよ あい。 後日、彼のお母さんが怒って乗り込んできたのですがね。逆に説教してあげました。ハタチにもなって九九が出来ないなんて、そりゃぁお母さん・・・アナタが悪いですよ・・・ってね。 結局その子はどうしても社員でやりたいと言ってウチを辞め、他のホールに就職したのですが・・・やっぱムリだったみたい。 その後彼がどーしているかは定かではないのですが・・・どーしてるかなぁ・・・って・・・ ノスタルジック気分になっとる場合じゃない! 眼前にその時の悪夢が甦ろうとしているではないか! ただあの時の彼はまだバイトだった。目の前にいるTくんは、今いる店舗の店長が会社に推薦をし、課長&社長面接をクリアして、既に正式な社員として、ココにいる・・・。 うっそーん。 シャチョさんとかカチョさんはこの事実を知ってるの?・・・って・・・知ってたら社員登用しないよなぁ・・・。 んまー、まだ『九九ができない』と決まったワケじゃないが・・・限りなく・・・アヤスィ・・・むぅぅぅ・・・ そんなこんなをアタマの中がぐるぐるぐるぐる悶絶してたら・・・ Tくん:『あのぅ・・・〇〇店長ぉ!』噴く:『むはっ。お、おう。ど、どした?』Tくん:『どーかしました?顔色が悪いっすよ?』噴く:『おおっ?!イヤイヤなんでも・・・あ!ちょと休憩しよかっ!なっ!』Tくん:『はーいっ♪ タバコタバコぉ♪』←そそくさと退室 研修室にひとり残されたオイラは内線電話でココの店の店長に電話した。 purururu~♪ purururu~♪ 店長:『はい・・・あっ!お疲れっす!〇〇店長!どーっすか?Tくんは?』噴く:『んー・・・なーなー、まさかとは思うけど・・・ヤツ・・・九九できない・・・かなぁ?』店長:『は?まっさかぁぁ!・・・って・・・えー・・・どー・・・でしょう・・・かねぇ・・・?』噴く:『はは。やっぱ知らねぇよな。もしかしたらそのまさか、かもしれないんだよなぁ・・・。』店長:『え゛え゛え゛え゛・・・。だとしたら研修ドコロじゃないですよねぇ・・・。』噴く:『もちっとよー、社員登用申請の前に確認しとけよ。コレ以上ムリだわ。今日は。』店長:『・・・あー、すみませぇん・・・。じゃあ本人には私から伝えますんで・・・。』 あーあ。まいったな、こりゃ。んまー、しょーがねぇ。やることないなら帰るべ。 一応事務所寄って店長に一声掛けてから帰ろうと思い、店長室をノックしようとしたら・・・ 『ににんがしっ!にさんがろくっ!にしがっ・・・』屈託の無い、けどどこか切なさを感じさせるTくんの声がドア越しに響く。恐らく、オイラの報告を受けて確認の意味で店長が九九の唱和をさせているのだろう・・・が・・・。 ったく・・・ココの店長も、もちょっと気遣ってやれよぉ・・・。 外に丸聞こえでバイト連中にも聞こえてるっつの。コレじゃTくんが可哀想だよ・・・。 そー思い、ちょいと胸を痛めつつ聞き耳を立て、内心Tくんを応援するオイラ。 Tくん:『にはちじゅうろくっ!にくじゅうはちっ!』 おっ。『二の段』は無事クリアできたか。よしゃ。がんばれ。Tくん! Tくん:『さんしじゅうにっ!さんごじゅうごっ!さんろく・・・』 む?『さんろく?』 オ、オイ! Tくん:『さ、さぶろくじゅうはちっ!さんしち・・・』 ふぅ。あぶなっかしいなぁ、もう。なんとか『三の段』の大丈夫だな。 さあ、問題の『四の段』だが・・・。 Tくん:『しさんじゅうにっ!しごにじゅうっ!しろく・・・にじゅうろく?・・・アレ?・・・』 だぁぁぁぁぁっ!やっぱ『4×6』が鬼門かぁぁっ! Tくんの懸命な唱和の代わりに店長の怒号が聞こえてきて・・・。 いたたまれない気持ちになり結局そのままオイラはその場を離れ、帰途につくことにしました。 次の日、ウチの二人の娘(小4&小2)に昨日こんなことがあったんだよって話をしました。 すると・・・ 長女:『ふーん。わたしたちみたいにその人も【公〇】やればイイのにね。』噴く:『いやー。大人は小学生と一緒に【〇文】はムリでしょ?』次女:『じゃあ、わたしが九九教えてあげるよ。1時間1000えんで☆』噴く:『え?お金取るの?』長女:『イイねぇ♪学校みたいに5時間授業だと・・・5000えんだぁ☆』次女:『DSのソフト買える!2回やったら【WiiFit】も買えるよっ!ちょっとぱぱぁ!その人に電話してっ!』 むぅ・・・。やっぱりウチの子の方が断然計算速いな ああ。 しかし親としては、その皮算用はいかがなものかと思うな ああ。