HUMI’ｓ　ROOM

　新感線と市川染五郎とのコラボ『新感染』シリーズ５作品目だそうな。

あたしが本格的に新感線にはまり出したのが、２０００年の『阿修羅城の瞳』だから、染さんの新感線のいのうえ歌舞伎物は全部観てる訳だわね。

それまで歌舞伎をほとんど観た事の無かったあたしは、それから、歌舞伎をもジャンルに入れる事になったので、

あたしにとって『市川染五郎』は、歌舞伎への橋だったわけで。

　で、今回の『朧の森に棲む鬼』

出演は、古田新太・高田聖子・粟根まこと・・・らの新感線のメンバーに（あ、今回橋本じゅんさんは出てなかったけど）

いつものアクションクラブの、川原正嗣・前田悟・・・

市川染五郎・秋山奈津子・真木よう子・小須田康人・田山涼成・阿部サダヲ

　今回のヒントはリチャード３世にあり！　　それとマクベス！？

怪しい森に、３人の森の魔女？オボロ達

今回の染ちゃんは、徹頭徹尾『悪人』ライです。

嘘の限りを尽くし、弟分のキンタ（阿部サダヲ）の腕っぷしを武器に、この世にのし上がる事を夢見ていた男。

オボロの森で、魔女達と約束を交わし、嘘と腕でのし上がっていく。。。。。

ライは、キンタだけを友として、都へ大勝負を賭けていった。。。。。と、思ったらば。。。。

　今回の収穫は、なんと言っても『阿部サダヲ』君。

飛ぶは、跳ねるは、歌うは、踊るは。。。

前半のバカだけれど、アニキ分のライを信じついていく可愛さと。

後半の裏切られて、目も見えなくなってからの殺陣のシャープさと。

彼は、はっちゃけた役も、生真面目な役も、どこか爬虫類的な？狂気的な役もイイわぁ！！と、思ってて『好き』だったんだけど。

今回も～～～～～～っと好き。惚れたわ。

周りの観客の方たちも、『阿部さん、イイわぁ。。。。』『阿部さん、こんなにイイと思わなかった・・・・』と囁いてましたね。

染ちゃんも、古田君ももちろんカッコ良かったんだけど、今回一番光ってたのはサダヲ君かな。。。。。。って。