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カテゴリ:放射能汚染
20120621 UPLAN 隠ぺいされた福島原発事故『3号機と4号機の爆発の怪』 槌田 敦氏は、日本の物理学者、環境経済学者である。その槌田さんが福島原発事故の東電の嘘について、具体的に説明をされた。 ◆ビデオの内容の始まり 東電は嘘ばかりついている。その嘘を1つ1つ暴いて行き、本当は何が起きたのかを理解していく。 今回の3/11に始まる福島原発の事故で一番驚かされるのは、原子炉の建屋が順番に1号機から4号機まで爆発していったという点。これは、あり得ない話しである。爆発するとしても1つの建屋だけが爆発したというのならあり得るが。 最初は、1号機が3/11に爆発。その爆発は、白い煙がわっと広がり建物を包んだ。これは、水素爆発の現象である。白い煙は、水素と酸素が化合して水蒸気になり膨張して、膨張しきった時に物理学の言葉では断熱膨張すると温度が急速に冷えて、その水蒸気が湯気に変わるので白く見える。それが全体を包んでしまう現象である。この事により、1号機の爆発は水素爆発であった事がわかる。 次の3号機は、ドーンと縦に拭きあげて塊が落ちてきて、全体として黒ずんでいた。これは水素爆発ではない。水素爆発は、水蒸気が湯気になりその建物を包んでしまうのだから、白くならなくてはならない。だから、これは水素爆発ではなかった。最初から、これはまともな科学者ならば、これが水素爆発でないはないという事が直ぐ言えるはずなのに、殆どの科学者達がこれが水素爆発だと言ったのは非常におかしい。最近の科学者達は、右にならえで同じ意見を言うようになってしまっている。多数の科学者達がそういえば、それが真実だと市民も思い込む。 それで、3号機の爆発が原因となって、2号機が破壊される訳だが、2号機も爆発だと東電が説明した。爆発した箇所は、原子炉の格納容器の下についているサプレッション・チェンバー(圧力抑制室)と呼ぶ丸いドーナッツの部分。その部分のところで爆発がおき、これを水素爆発と言っていたが、水素は軽い気体なので、下には行かない。なのでここで爆発したというのはあり得ない話である。そして、その後、東京電力は爆発などなかったと説明を変えてきた。しかし、大きい音はした。この説明については次回にする。 その次に4号機が爆発した。この爆発は奇妙奇天烈な爆発であった。これも水素爆発ではありえない。1号機ににた白い煙が出る爆発であったが、似ているが違う爆発である。 それで原子炉4つが壊れたという事になるが、それについて詳しく話をしていく。 1号機、3月12日、12時半。 これは、原子炉圧力容器の配管に地震で穴があいたと。穴があいてそこから蒸気が漏れ、放射能が漏れたと言われている。それと同時に原子炉の中にある水素が漏れた。しかし、東電は地震で原子炉は壊れていないと未だに言い張っている。とにかく、穴から出た水素が建屋の天井にたまって爆発するという説明でした。 そして、これが後に、漏れたのではなくて、ベントといって放射能の放出をした結果という考え方も出たが、実はそれは違っていて、ベントするとそのガスはどこに行くかというと、排気筒という煙の出ない煙突から外へ排出される事になる。そして、これは女川から、要するに、女川原発のところを通って、一関のところに流れたという事になる。 2号機は爆発などしなかった。 その代わり、建屋の穴から水蒸気が激しく吹き出していた。中に沸騰する水があったという事である。 そして、3号機、今日の主題。 3号機からは黒い爆発の煙が上がったが、これは水素爆発ではない。燃料プールから爆発したという事になっているが、燃料プールからは水素は発生しないはずである。その理由は、ジリコニウムを空気中で加熱すると酸化ジリコニウムに代わるので、水素は出ない。水蒸気とジリコニウムが反応するよりも、酸素とジリコニウムが反応するほうが主体と成るので、そもそも水素なんか出ていなかった。燃料プールは空気があって水素なんか発生しないのに、水素爆発なんかあるわけがない!この事がきちんと議論されていない。 その次に、爆発場所が建屋の5階の床面で爆発している。床面でというのは使用済み燃料プールがあるところだが、水素なんて下のほうにはたまらないので東電の説明は矛盾する。そして、この爆発ではほぼ垂直に爆発の煙や粉塵が打ち上げられた。しかし、水素爆発ならば上左右前後に蒸気の蒸発した白い湯気が大きく広がるので、これもまた理屈にあわない。4番目に、黒い煙が出ている。これも水蒸気爆発の場合、白い湯気なので理屈にあわない。 5番目、ここからが大事だが、事故当時発表はなく後になって出てきたが、まず、核分裂のXe133が、この爆発のあと、5日に大量に発生している。つまり、Xe133が大量にあったという事は核分裂反応があったという事である。 Xe133が発生して炉心が臨界に達したと騒がれたが、実は、炉心からはほんの少しだけXe133が発生しない。しかし、この場合には大量にXe133が検出されたという事は核分裂反応があったという事になる。少量のXe133ならば、自然崩壊によって起きる核分裂反応である。プルトニウムが自発的に核分裂を起こすときに出てくるXe133はごく少量である。しかし、大量にXe133が出てきたというのであれば、これは核分裂反応が起きたという事になる。 5月8日に、使用済み燃料プールでヨウ素131(半減期:8日)が大量に検出されていた。5月8日とは3月11日から2ヶ月後の事である。つまり、逆算すると3月11日には、約1024倍のヨウ素131が発生していたという事になる。これだけ多量のヨウ素131が発生していたという事は、紛れも無く核分裂反応があったという事なる。よって、福島第一原発事故で起きた水素爆発は、水素爆発ではなくて実は核爆発であったという事になる。 ・・・続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.06 18:06:22
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