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カテゴリ:ブックス
少し前、「ニーチェ」という言葉を不思議と目にしたので、
以前から興味があったこともあり、多分初めて本格的に哲学書を読んでみた。 手にした本はニーチェの「道徳の系譜」。 ・・・感覚的には理解できる部分はあるけれど、 言葉自体が難しいという先入観があって、すんなり頭に入ってこない。 (ニーチェに関しては、松岡正剛さんの書評ブログ<千夜千冊>が、 かなり読み応えがあって面白い!) そんなとき、哲学の入門としてご紹介して頂いたのが西研さん。 サイトを見て興味が湧いたので、 早速近くの図書館で探して続けて読んでみた。以下がその3冊。 「大人のための哲学授業」 「よみがえれ、哲学」 「哲学は何の役に立つのか」 ・・・何故哲学に興味があったんだろう? 知識を広げたいだとか、 学問としての「哲学」に対する興味はもちろん、 人間の根幹、本質のようなものへの関心が強いほうだった。 「自分って世界って・・・何?」 全然難しいことではなく、↑こういう風に 「疑問を持つ」「考える」ことから「哲学」は始まっているそう。 西研さんの本は、とにかく理解しやすい。 ニーチェだけでなく、カントやヘーゲル、フッサールなどの思想を、 実にわかりやすく解説されている。 今の社会問題、実生活などに照らし合わせて考えられるので、 すんなり頭の中に浸透してくる感覚。興味のあることなのでなお楽しい。 「哲学とはお互いに考えを共有しあうことから始まる」という主張に、 なんだか優しさを感じる。 でも・・・やっぱり学問は奥が深い。知りたいと思えば思うほど。 もし哲学に興味はあるけど、いきなりニーチェを読むには対抗のある人は、 是非、入門書としてオススメします。 ご紹介いただいたAさん、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.12.22 14:06:42
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