AIを信奉する愚か者
刺激的なタイトルを付けて、申し訳ございません(笑)AIには、様々な可能性がありますが、まるで、神様のようなことができると思っている方がいるので、タイトルの言葉が、思わず、出てきました。河野大臣が、マイナンバーカードの保険証トラブルについて、住所の表記の揺れを、AIで判断することもありうるとコメントしました。これは、一例を挙げただけですから、取り立てて、批判するつもりはありません。ただ、これは、「AIでもできない」と思っただけです。「港区赤坂一丁目2の3」の表記が、「港区赤坂1-2-3」でも、「1-2-3」でも同じと判断することは、AIを使うまでもなく、できます。でも、住所の一致を、完全に行うことは、AIでもできません。AIではなく、人が判断するときのことを考えると、判断に迷った場合、「本人に確認する」、「地図で確認する」など、考えられます。AIが電話なり、メールを出して、本人に確認するのは、技術的には可能でも、実際には無理でしょう。判断するときの基準がなければ、AIでも、人でも、判別できません。例えば、「八尾」という地名は、「やお」「やつお」でも、どちらでも読めます。地名であれば、都道府県を限定することで、判別できますが、人名の場合は、どうしようもありません。私の住所は、保健証の住所と、免許証の住所は異なります。これは、たぶん、区画整理によるものだと思います。まれに、手続きで、引っかかるので困ります。AIも、学ばないと、判断できません。AIも、知らないことは、判断できません。AIは、優秀ですが、神様ではありません。ちなみに、住所の問題は、行政で使う住所の表記を統一するのが解決策だと思います。AIを使うのは違うと思います。もちろん、河野大臣の発言の趣旨が、ここにないことは理解しています(笑)