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カテゴリ:愛to銀魂
お久しぶりです。姉です。 海の見える街から、山の見える街に引越しをしておりました^^。 今回はもう少し早くネット開通にこぎつけるかと思っておりましたが、 結局2週間かかってしまいました。 ・・・何でだ?!
さてさて、真っ先に感想を書きたかったのが・・・ クイックジャパンvol.68!! もちろん買いましたよ~! どんな雑誌かさっぱり解からず、本屋さんで大きな雑誌ばかり探していたら、 少し小さいサイズの、ガッツり読み物タイプの雑誌だったんですね!
いやぁなんていうかなぁ。 浦澤直樹特集なんてやってる雑誌で巻頭銀魂特集。 なんていうか、爽快です。 なんかもう、だよね?だよね?そうだよね~!?><って感じで。
空知先生一万字インタビューとか。 歴代担当×空知先生によるロング洞爺湖サミットとか。 ファン涙ものの製作裏話が!
・・・とはいうものの、とにかく感じたのが、 「新しい発見」というのがほとんどなかったこと。
「やっぱり~~!」ってことばかりなんです。 銀魂を読んでいれば、空知先生が人間の本質を「地」から出発させて、 その上であらゆる人生賛美を行っていることが、 改めて言われなくても理解できる。
なんでかな?と考えると、答えは簡単で、 銀魂という作品に、空知先生の人間観とか、やったことが 100%素直に反映されているから・・・だと思うんです。
当たり前のようで、これってものすごいことだと思うんです。 この世に、自分の価値観でストーリーを描いて、 更にお金を払ってまで魅せる「エンタメ」にまで昇華できる人間って、 何人存在するんでしょうか///
変な話に飛んでしまいますが、宗教の開祖って、こういう人だと思うんですよ。 現代の場合、媒体は「物語」だけではないと思いますが、 自分のユートピアを、大勢の人のユートピアに昇華できちゃう人。 面白おかしく伝えきれちゃう人。
重度の銀魂ファンって、空知教の信者みたいなものだとも思いますし。
・・・だって!空知先生めちゃめちゃ頭いいんですもの! 銀魂ファン(空知信者)って、かなりの知識層に及ぶんじゃないかと思います。 ・・・いや、知識層というのが、どういう人たちを指すのかいまいち解かりませんが。 本屋さんで見るような「幸せになる方法」的な・・・ なんというか・・・認識に関するハウツー本ってたくさんあるんですが、 ちらっと見てみると、 これは銀魂のあのエピソードで言ってたし、 こっちはそのエピソードで言ってたし・・・って感じなんです。
いや、特にエンタメが教訓を含んでいなければならない・・・とは 全っっく思っていないのですが^^。
ただ、ストーリーという、「こういうものだ」という納得の筋道が、 ・・・こう、無数の種類の宝石だったり、花だったり見たいな、 どれもこれも見惚れる~~!ってレベルの洗練や驚きをもったものが、 毎週毎週とめどなく落ちてくる。 これらの特徴は・・・なんだろう? 毎回毎回、何かしらの「寛容」が潜んでいる気がします。 「納得」ですから。「これでいい」という「寛容」ですね。
更に、それら個々の筋道を、ワールドとして・・・というか、 全部ひっくるめて統制しているものがある。 それが、寛容の総括。 つまりは是認できる物事の構築・増築であって、 それが要は、空知先生の価値観・・・なんです。
クイックジャパンを読んで、 銀魂から読み取っていたことが、 空知先生がインタビューで言っていることと1ミリもずれない ・・・ってことは。 ってことは、つまり本当に 銀魂という作品自体に純度の高い作者本人が居る。
娯楽を求めて漫画を読んで、 そうしていくうちに、ある価値観の中にどっぷりつかってしまう (いつの間にか空知銀魂信望者に・・・;;) ・・・恐ろしい漫画・銀魂。 なんだなぁ~~~!やっっっぱり!!
と、思いました。
それと・・・話が飛びますが、 「話作りの天才」と斉藤元編集さんがおっしゃっていたところで・・・ 話作りの天才って何をもって言うのかな?と考えました。
・・・それで思い至った要素が以下。 1、繋げ技の天才。 世の中の物事、どんな物事でも最終的に繋がります。 無限の概念と認識方法を用いれば。それのできる人。 2、スタート&ゴールの天才 読者に、「筋」という道筋をドライビングさせたとき、 スタートとゴールを明確に提示できるということ。 「終わった」と思わせられること。 ・・・王道の天才とも言うかもです。 そして、その王道パターン把握の天才ですね。 3、これがいちばん重要・・・; 漫画製作過程における、まだまだ初めの「話作り」の段階で、 妥協の出来ない気質の持ち主。 ・・・これは、「漫画原作」や「脚本家」がそうなのとはわけが違いますから。 その後までやりきって、毎週毎週世に出しているんですから・・・。 それでもどうしても妥協できないのは、やっぱり天才ですよ;;
こんな感じでしょうか・・・?
特徴的なのは、やはりこれらが「脚本レベルで」というところだと思います。
漫画の売りである「話・画一貫」という部分の強みが一番活きるあのは、 どちらかといえば「画」のほうだと思うんです。 特に「名作少女マンガ」でよく感じるのが、表情や演技。 「描いている」段階でものすごく詰まっているんだろうな~・・・ と思うことがよくあります。
描きながら、主人公はもちろん、周りの人物だとか、シチュエーションだとか。 そういったものが詰まっていってる。 これは「漫画」媒体だからこその売りだと思います。
・・・しかし、空知先生の「天才」はやはり少しずれてまして。 むしろ「画にするところの演技の詰め」は、アニメスタッフに委託していますし; でも、やっぱり「元」がいいから、間違わずに映像になるんですよね。
うん。やっぱり、空知先生は「話作りの天才」だと思います。
さてさて、長くなりました。 銀魂は至上最高の・・・ エンタメ市場最高のユートピアだと思っていました!! ありがとうクイックジャパン!! (・・・また漫画の特集をお願いします><!)
by姉
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最終更新日
2009.10.21 15:52:52
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