ふたごノート

2013/07/18(木)07:24

『銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』ー感想その4

愛to銀魂(180)

 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれー感想その4なんかもう・・・頭の中が 愛に乗っ取られ過ぎてて;どうしましょう・・・。 映画が・・・ようやっと形として頭に入って来まして。詰め込まれた要素を拾っていくのは全然これからなんですが; とにもかくにも、「これ」は何だったんだ?と 考えることが出来始めたと思います。*以下、ネタばれの感想です。 内容を知らない方が、絶対に楽しめる映画だと思いますので ご注意ください!*   今回の映画、本当に大きく分けると・・・ この3つのパートに分けられる・・・のかな? 1、導入パート2、主パート~どんでん返し&クライマックス3、~からのどんでん返し&クライマックス 本当に大きく分けると・・・なんですが。この3つ、もちろん繋がってますよ!繋がってるんですが・・・ それぞれのパートで、やろうとしていること、 終着点がきちんとある、 個々に別々のストーリーがごときまとまりがあると思います。 今のところ・・・各パートが何をやっていたか考えると、 こんな感じ・・・かな? 1:出だしの観客の掴み&時間泥棒のインパクト付け パート2~3を繋ぐ超重要小道具・三位一体フィルムの説明。 「今」の新八くんと神楽ちゃんが、このパートにしか出ていないので この2人が本当はどういう子たちなのかを、丁寧に描写してます。そして、観客が今居る「映画館」から、 一気に本編へトリップ!! 2:映画の本編。 「今」の銀さんの主観に、 すごく繊細で「現実」的に設定した、ある状況をふっかけます。 ギャグも溢れるほど挿入しつつ・・・ですが、 基本的には、銀さんの主観がメッタメタに揺れ動く・・・ というか、揺れ動かすことに命をかけた、超シリアスパート。ここで、一点集中で浮き彫りにする銀さんの感情が、 銀魂という作品の中で、最上位に位置する感情です。この感情の捉え方↑が本当に、 誰も異を唱えることが出来ない正確さだからこそ、 今回の映画は「完結篇」を名乗れる・・・んだと思います。繊細な展開の先に、衝撃の事実・・・どんでん返しが待っています。 そこから一気に、観えたゴールへと駆け出すクライマックス・・・パート2は、パート2単体として、 銀さん主観の物語として完結しています。 3:~からの大どんでん返し。 地獄にあったゴールに足を踏み入れるその瞬間に、 ゴール地点がエベレストの山頂へテレポーテーション。はあぁあああ!!??? いや!何でこうなった?!とか・・・ そんなこともうどうでもいい!時間がない! ノリノリの音楽も大音量で流れだし、 状況が掴めぬままに、エベレストの山頂まで一気に猛ダッシュ!様々な想い・助力・トランポリン、 そして奇跡を一心に背負いながらの大爆走・・・・・・っっっつーいーたーーーー!!! ひゃっほーーーーー!!! ~大団円~~~~~♪今拳を振り上げ、高らかなるガッツポー!!!・・・・・・。 ・・・はい。たぶん・・・こんな映画。 各パートの優先順位としては、 やっぱり・・・2→3→1・・・だと思います。 3と1のパートが・・・「凄い」んですよ。天才・空知英秋先生の「凄さ」は、 やっぱり3と1のパートにこそ現れていると思います。装飾・・・というか、 「2」パートをより説得力を持って、 且つ、銀魂という作品の中に落とし込むための、 且つ、映画作品1本として、面白くなるための、 「1」「3」パートだと思うので。考えて考え過ぎた先にしか出てこないのが 「3」、そして「1」のパートだと思います。 そしてやっぱり、 これだけぐるぐる考えて、1作品を構成する・・・ それだけの価値が、「2」のパートの主題にある・・・ってことなんだろうなぁ・・・と。 デビュー以来、 天才の称号を欲しいがままにしてきた ストーリーテラー・空知先生が、今まで商業用に出してきた中で おそらく・・・ 一番時間をかけて作った渾身作。 「空知節」に浸りきったファンですら、 初見じゃついていけないほどに詰め込まれた情報量。瞬間的にしか捉えられないほど、 コロコロと襲いかかる感情の起伏。 なんで「完結篇」で大爆発炎上??こんなものを「アニメラスト!!」って投げ込んでおいて・・・エベレストの頂上で両手振り上げたまま呆けている ファンたちは一体どうすればいいんですか・・・;;山の降り方分からないんですけど・・・; 登ってきた道順覚えてないから; 銀魂ファンとして、エベレストの頂上に居ること自体、 降りる気もないので、全然いいのですが登ってきた順序は・・・理解したい!今、こうやってエベレストの頂上に連れて来られているのには、 そうやって作ってあるからに他ならないはずなんです。エンタメが大好きで、 なんとか理解したくて、 ブログに感想記事を書きながら・・・ いつもいつも一番感じることなのですが、偶然おもしろくなることなんて、ありえない。 作り込み過ぎている作品を理解したければ、 これはもう・・・何度も鑑賞するしかないです。 というわけで、 各パート、 そこで提示される各要素、 各キャラクター・・・とにかく思ったことを、まだまだ書いていこうと思います。 この映画・・・凄いですよ!「天才」の「渾身」作・・・ホント半端ないです;;by姉

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