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カテゴリ:寄席
今年の2枚、後篇であります。
秋に某コレクターさんからレコード整理を手伝ってほしいと連絡が入りました。
手伝ったお礼に日当¥5000か、コレクター氏がお持ちのレコードの中から何でも好きなものを1枚頂けると言う事で、以前遊びに行った時に見て気になっていた1枚を有難く頂いて帰ってきました。
頂いて来たレコードは娘義太夫の出張録音盤!
番号から調べた所、竹本(豊竹)小豊後のレコードと判明致しました。
このレコード、もとは「桃色ころんびあ」と呼ばれる天賞堂扱いのコロンビアレコードの一番古いレーベルなのですが、上から更に新たなレーベルを貼っつけて発売された物なのであります。
これは後年になって明治期の高価格時代の片面盤(特に高価であった出張録音盤)を少しでも安く売り捌く為に行われた商法であります。
所謂、廉価盤と言うやつです。 大正時代中頃まで行われていた様であります。
さて、このレーベルよく見ると演奏者の名前がありません。 後期盤になると、記載すらされていない盤まで登場しまして全く始末に終えません。 こうなって来るともうレコード番号に頼る他無いですが、当時の目録も「注文番号」で記載されているので、照合する事は出来ません。 本日はこれまで。 皆さま良いお年を! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.01.02 19:36:01
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