ふゆゆん亭

昨夜は一人で買い物に出掛けました。
右肩を痛めているので、
いつも荷物持ちを娘に頼むのです。

でも昨日は娘は起きたばかりで
パソコンをしたがっていたので一人で出掛けました。



その時、
秋から友達に催促されていた本を返そうと思い立ち
（もう何ヶ月も経ってしまいました～（- -ヾ）
ついで娘さんが雑誌を借りたいと言っていたので
それも準備して届けようと出掛けました。

冬の夜は何とは無しに物悲しいので
UVERworldを大音響で流しながら車で出掛けました。

でも夜の闇は喜びも希望も飲み込んでしまうような
圧倒的な夜の暗さで私を押し潰そうとするので
とても困りました。



明るい店内で買い物しても鬱々。
車で移動しても鬱々。

本を届けに行った友人宅は留守でした。
家族が多いし、
日曜の夜なので誰か一人くらいはいるだろうと
高をくくって連絡しないで行き
失敗したのでした。

玄関先に置いて来るのも心配になり
出直す事にしました。

その帰り道で車を運転しながら鬱々しつつ、
ふと土曜日にやって来た息子の友人達の事を思い出しました。







夕方息子とスーパーで落ち合ってやって来たのは3人で、
うち1名が台所に来て作業をしていました。

鍋パーティーをしていた息子達高３男子４人。

私は冷凍コロッケを揚げて食べようとしていたら
息子が来て「俺も友達には秘密でコロッケ食べたい」
と卑怯なり～～！！

皆で楽しくキムチ鍋しているのに～～。
息子はこっそりコロッケを食べて行きました。

コロッケ大好きなんです。



深夜になると息子の友人は2人増えて
総勢6人で大騒ぎをしていたのですが
1時には寝付いておとなしくなりました。

夜のうちに1人帰り、
早朝に１人帰り、
10時頃に１人帰りして
昼には一人だけが残っていました。



「友達の朝ごはんはどうするの？」
と前夜から聞いていたのですが
「いらない。勝手に帰るから」
と言われていたので、
お昼も残っていた友達の事は考えずに
ひっぱりうどんを家族で食べようと思いました。

直前に夫が出掛けて、
娘は起きて来ないので
息子と2人で食べようと思っていたら
以外にも「友達も食べる」と息子。

私「え、引っ張りうどんなんだけど大丈夫？」
息「うん」


それで引っ張りうどんに息子の友達を呼んだんです。
だってね、もう麺を茹でていたし。



皆さんは引っ張りうどんってご存知ですか？

引き割り納豆に薬味と醤油を入れて具にして
大なべで煮たうどんを引っ張って具を絡めて食べるんです。

つまり温かい「納豆うどん」て事です。


呼んでやって来た息子の友人サトー君は
驚いた事に爽やか系のイケメンボーイでした！

しかもちゃんと挨拶をしてニコニコしているんです。
だって息子の話し方や態度は今時風で、
しかも緊張するために他所で挨拶が出来ているのか不安です。
（6月4日今時の高校生の会話を聞きました ）

それなのにサトー君は私の目を見て挨拶をしました。
う、うれしかったです。

だって顔出すな、って息子は言いますからね。
どんな人が友達なのかも判らないです。
(数人は知っていますが）


こんな爽やかな友達がいたなんて～～♪


私はサトー君に先に麺を分けようとしたら
息子が先に器を差し出したので

「お客さんが先じゃないの？」
と言いますと
「だって先に食べないと食べ方が解んないよ」
と息子。

私「ええ～～～っ！！！
　　サトー君は引っ張りうどんを食べた事がないんですか？」
サ「はい。知らなかったです」
私「大丈夫ですか？納豆にうどんを絡めて食べるんですが」
サ「多分大丈夫だと思います」
私「そうか～引っ張りうどんを知らないんですか～」
サ「有名なんですか？」
私「いや、どうでしょうか。山形の食べ物だったのかな～？」


そして麺に納豆を絡めて口に運ぶサトー君。
不安げに横目で見る私。

私「大丈夫ですか？」
サ「あ、おいしいです」
私「良かった～～～」
サ「大丈夫です」


なんて話していたんです。
家がどのへんか、通学はどうしているか
なんて話もしました。



音楽は何が好きなんですか？と聞いたら
サ「色々」
という解りにくい物でした。

するとすかさず息子が
息「どんなの聴いてんの？」
と聞いてくれたんですが
サ「・・・・・・・」
なんかサトー君ニコニコしながら黙っているんです。

急に振られて答えに窮したのかな？
と思い、息子と私は流しました。


そして
私「ミュージックジャパンの年末はアーティストスペシャル尽くしで
　　ドラゴンアッシュとかAIKOとか沢山のミュージシャンのを
　　をずーっとやるんだよ」
と息子に話し掛けると
サトー君が喰い付いてきました！

サ「ドラゴンアッシュ良いですよね」
私「あ、好きですか？」
サ「はい・・・」ニコニコ。


まあ、そんなこんなで食べ終わってからお茶を出しました。
納豆の後はお口の中を爽やかにしたいですから。

サ「これ、何ですか？」
私「ん～～～減肥茶と健やかになるっ茶です」

サトー君納得した様子で息子と共に八畳に引っ込みました。


夕方は先日作って美味しかった
「青汁の素入り抹茶味ホットケーキ」を作り
八畳に持って行きました。

三度目の時は息子ではなくサトー君が出て来たので
驚いた私と目が合うと「エヘッ」と笑っていました。



今までの息子の友人達とは
なんかタイプが違う気がしたので
夜に息子に聞いてみました。

私「サトー君てどんな人？」
息「・・・・・・不思議ちゃん」
私「え？不思議ちゃん？どこが不思議ちゃん？」
息「反応が」
私「どんな時にどんな反応するの？」
息「・・・・俺は人のしゃべった事を一々憶えているような人間ではない」
私「え～だったらどうして『不思議ちゃん』ていう評価になるの？」
息「・・・・・・反応がズレる」
私「ふ～～～ん・・・じゃあサトー君はコッちゃんの友達？」
（コッちゃんは息子と小学校から一緒の仲良しです）
息「うん。でも俺の友達でもある」
私「あ、そうなんだ」







この経緯とやり取りの一部始終を
車を運転しながら思い出しました。

女性のタレントさんとか女優さんで「不思議ちゃん」
は時折見かけますが、
男性の不思議ちゃんてどんな人なんだろうか？

なんて思ったわけです。

すると息子が言った「反応がズレる」を思い出し
そう言えば音楽の趣味を聞いた時にただニコニコしていて
反応しなかったな～とか、

変な間があったので息子がすぐにフォローに入ったな～
とか、

ドラゴンアッシュが好きって言った後も
あれが良いこれが良いっていう話にならずに
ただただニコニコしていたのや、

ホットケーキを持って行った時の
笑うタイミングとかが一度に思い出されてきて

こう、どわーーーーっと
急にサトー君の不思議振りの片鱗が
塊りになって私に向って来たんですね！┃☆ヾ(≧▽≦)o



そしたら可笑しくなって笑っていました。(≧ｍ≦*)ﾑﾌﾟ

娘（中１）は不思議星人ゆうこりんが大好きです。
娘もいたら共にサトー君の不思議振りを観察出来て
後でワイワイ話せたのに残念だな～と思いました。


そんなこんなを考えていたらかなり楽しくなって来て
それでにやにやしちゃって
いつの間にか鬱も退散したという次第です。


そこにいるだけで楽しく平和な気分にしてくれる人って
すごい特質ですよね。

しかも男性でそんな不思議星人がいるなんて
思ってもみませんでした。

あああ～～息子について行って
サトー君の挙動を観察したい！！！

サトー君がいかに不思議ちゃんなのかを
レポートしたい！！

なんて思っている自分の事を考えただけで
笑っちゃいます。



闇に飲まれそうになったら
こんなアフォな事を考えている私の事を思い出して
笑ってください。(*^_^*)











●音楽の覚書●


アルバ奏者上松美香（あげまつみか）の試聴。

夏頃にNHKのお昼の番組に出ていました。
とても美しい涼やかな音でした。

忘れないように記しておきます。











ああ～～爽やかになりたいです。











●息子に甘えるく～たん●



今日のく～たんは甘えん坊モード丸出しです。





ああっく～たんが息子にデレデレしてる。





手にスリスリしてる～～～～～！





私には絶対こんな風に甘えないです。ふん。（>人<）