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カテゴリ:本
●読んだ本●
「ながい眠り」 ヒラリー・ウォー著 法村里絵訳 ■あらすじ アメリカ・コネティカット州ストックフォードの レストリン不動産のオフィスの窓が割られていた。 押し込み強盗が盗んで行ったものは、全ての賃貸 契約書だった。 警察署長のフェローズは裏にはもっと大きな犯罪 があると感じて、レストリンに短期契約者を探す ように言い渡した。 1ヶ月契約で家がまばらな地区の一軒家を借りた キャンベルの元をフェローズ達が訪れると、家 の中には二つのトランクと何かを燃やした変な匂 いと、地下室のガラクタの中に隠した大型のトラ ンクの中に女性の顔と腕と足を切り取られた肢体 が見つかった。 しかし女性の身元も、肢体以外の部分も、キャン ベルの身元も解らないままで、フェローズは部下 を捜査に廻らせながら、自ら出向いて可能性を潰 して行く方法で詰めて行く。 フェローズ署長最初の事件。 ■感想 人物描写や背景描写が余り無くて、事実とフェロー ズ達の会話が中心に書いてある。 あまり感想を差し挟む余地が無いような、事実の積 み重ねに、あれこれ思う間が無かった。 そして失敗を重ねつつも、じりじりと真実に近付い て行く。 フェローズの勘と地道な捜査が「ニヤリ」とさせる 推理好きには堪らないかもしれない。 結末は驚きました。予測が付きませんでした。 あっと言う間に読み終わりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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