|
テーマ:本日の1冊(3695)
カテゴリ:本
●読んだ本●
「黒い炎の戦士・1」《謎の虹彩剣》 白石一郎著 徳間文庫 古い文庫本のためどこも在庫なしで 映像もないので自分で写真を撮りました。 「復刊ドットコム」でも投票中です。 ■あらすじ■ 伝記ロマン時代小説 九州の中央の山岳地帯の山奥 久連子、椎原、樅木、葉木、仁田尾の 五つの荘(むら)には太古の記憶を 生まれながらに託された奇妙な男女が 二百人に一人ほど生まれた。 荘人は「黒子」と呼び、 畏敬を以って遇していた。 田沼意次が呼び寄せた オランダ東印度会社の船大工6人は 鎖国で文明を拒絶していた日本に 科学の力を普及させるために使わされた 超能力集団の百鬼(白光の戦士)達だった。 文明と自然破壊を拒み、 平安な生活と 自然との融合を理想にしている黒子達 超能力集団(黒い炎の戦士)は 日本を守るために動物使いの牛麻呂と 隠身の使い手の真髪を 五荘家から長崎に向かわせた。 江戸では黒い炎の石が選んだ 3人が牛麻呂を向え、 白鬼達との闘いに挑む。 ■感想■ 私はこれを二十数年前に 月刊「SFアドベンチャー」で 毎月楽しみに読んでいました。 でも結婚して定期購読を止めたため 結末を知らないでいました。 先日、白石一郎の小説を読んで 「黒い炎の戦士」がどうなったか気になり 最初からしっかり読みたいと思いました。 文章に澱みは無く 安心して読めました。 怪奇ロマンに相応しく 怪しい出来事がどんどん生じ、 思いも掛けない超能力ににやりとし 無駄のないストーリーにわくわくし 次々に起こる事件を楽しみました。 有り得ない時代物なので 心配性の私でも安心して楽しめたのでした。 文章が上手で設定がしっかりしていて 人間性をも深く知って 表現するのが上手い人の書く小説は とても気持良く楽しめます。 是非「2」も借りて来なくちゃ!!! 体調はまだ快復していません。 まだブログ巡り出来ませんm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[本] カテゴリの最新記事
|