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February 1, 2007
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テーマ:本日の1冊(3695)
カテゴリ:
●読んだ本●




「黒い炎の戦士・1」《謎の虹彩剣》

白石一郎著 徳間文庫



黒い炎の戦士・表紙

古い文庫本のためどこも在庫なしで
映像もないので自分で写真を撮りました。

「復刊ドットコム」でも投票中です。






■あらすじ■ 伝記ロマン時代小説


九州の中央の山岳地帯の山奥
久連子、椎原、樅木、葉木、仁田尾の

五つの荘(むら)には太古の記憶を
生まれながらに託された奇妙な男女が

二百人に一人ほど生まれた。


荘人は「黒子」と呼び、
畏敬を以って遇していた。



田沼意次が呼び寄せた
オランダ東印度会社の船大工6人は

鎖国で文明を拒絶していた日本に
科学の力を普及させるために使わされた

超能力集団の百鬼(白光の戦士)達だった。



文明と自然破壊を拒み、
平安な生活と

自然との融合を理想にしている黒子達
超能力集団(黒い炎の戦士)は

日本を守るために動物使いの牛麻呂と
隠身の使い手の真髪を

五荘家から長崎に向かわせた。



江戸では黒い炎の石が選んだ
3人が牛麻呂を向え、

白鬼達との闘いに挑む。






■感想■


私はこれを二十数年前に
月刊「SFアドベンチャー」で
毎月楽しみに読んでいました。

でも結婚して定期購読を止めたため
結末を知らないでいました。

先日、白石一郎の小説を読んで
「黒い炎の戦士」がどうなったか気になり

最初からしっかり読みたいと思いました。


文章に澱みは無く
安心して読めました。

怪奇ロマンに相応しく
怪しい出来事がどんどん生じ、

思いも掛けない超能力ににやりとし
無駄のないストーリーにわくわくし

次々に起こる事件を楽しみました。


有り得ない時代物なので
心配性の私でも安心して楽しめたのでした。


文章が上手で設定がしっかりしていて
人間性をも深く知って

表現するのが上手い人の書く小説は
とても気持良く楽しめます。


是非「2」も借りて来なくちゃ!!!












体調はまだ快復していません。
まだブログ巡り出来ませんm(_ _)m









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Last updated  February 1, 2007 04:03:37 PM
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