ふゆゆん亭

私の母は劇団四季の会員になって
年に何度も東京までミュージカルを観に行くほど

ミュージカル好きでした。






ですが私が子供時代に見たミュージカルは
話の中で唐突に歌ったりするわけで

私にはその辺がとても恥ずかしく、

しかも
素敵にも美しくも感じない歌なわけで

我慢して観ていただけだったですし
子供に付き合って観たものも

そんなのばっかりだったです。



子供時代の生の音楽としては
「ウィーン少年合唱団」のコンサートが
最高に素晴らしい思い出です。





テレビで観るミュージカルも
宝塚も苦手な私には

ミュージカルは苦手
と言う意識が植え付けられた訳です。






だから私とピーにとって特別なLeadが
FLAMEと一緒にミュージカルをやると聞いた時にも

ふう～んと言う感じだったのですが、
テレビの裏事情で出してもらえない関係上

テレビだけに頼らない舞台を始めるのは
すごく良い考えだなと思っていました。




去年は東京・大阪だけでの公演でした。





そしてこの春は仙台でも上演すると言うので
2日（土）の昼・夜の二公演申し込みました。




（アメーバブログのミュージカル
「ZIPANGU」のブログです）





申し訳ないですが
そんなに期待しないで行ったんです。

ファンの人の感想は
贔屓目だろうと思っていたんですね。




でもミュージカル「ZIPANGU」は
楽しくてずーーっと笑って観ていました(*^_^*)




生のFLAMEは6年前に仙台でLeadと一緒にライブをやった
「ビートマジック」以来でした。


ダンスも歌も上手になっていました。





西遊記を下敷きにしたストーリーで
脚本を書いた人が

FLAMEとLead8人の性格を
全部知った上で書いたような

まさに適材適所な役が割り当てられていて、
感心しました。




特にヒョウキンな役回りの敬多君や
乱暴者で短気な役の征吾君

明るい案内役の宏宜君
クールな右典君

悪役に徹していた輝君が
とても上手だと思いました(*^_^*)




お師匠様、妹役、妖怪役、天上人役の
プロのミュージカルの役者さん達は

声がはっきり遠くまで聞こえて
歌声も表現豊かで

とてもメリハリのある声や演技が
訓練の賜物なんだろうなぁと思いました。





もう何度目かの上演なので
みんなアドリブを利かせていて

笑いのツボでした♪



続編やってくれないかな～
と思いました。


是非また観たいです＼(^ー^)／





最後の挨拶の時に
FLAMEとLeadだけ

ＴシャツＧパンに着替えて来たので
おや？と思っていたら

「ZIPANGU」のテーマソング？と
Leadの「Delighted」とFLAMEの曲（すみません解りませんです・汗）

3曲を歌って踊ってくれました。




その時だけは観客も立ち上がって
ライブのノリになって歌い踊りました＼(^ー^)／




最後に一緒に騒いでのお開きで
とても楽しかったです♪






夜の部では、
ステージ後の握手会のくじが

ピーも私も当ってびっくりしました。





これまでLeadのライブに行くようになって6年？
初めての握手です！！

しかも母娘揃って当ったなんて！！！
これまで一切当たらなかったのに。





でもピーはずっと
遠くから応援するだけで良い、

バクステ当たっても絶対行かないと
言い続けていたんです。





それが今回、
まず私がくじが当たっていた事が解った瞬間に
二十代始め頃の綺麗な女性がやって来て


「友達がみんな当たったんですが、
　一人だけ外れたので

　握手しないのだったら
　当たりくじを譲ってください」


と言われました。




私は最初何を言われたのか解らなくて
ぽか～んとしていました。




何しろくじに当たる事自体が
人生の中でも珍しい私がくじに当たったので

ぽか～んで、

次に若くて綺麗な女性に


そのあたりくじちょうだいと言われて
ぽか～ん・・・・・・・・？





すると隣でピーが

「ワシも当たった！！
　二人で行こう！！」

と言いました。




ぽか～んとしていた私は
ハッと我に返り、

突然の出来事に対処するのが鈍い私ですが
この時は頑張って

「ライブに来るようになって6年で
　初めて当たったんです」

と言いました。





綺麗な女性は

「ああそうですか。
　すみませんでした」

と丁寧に謝りました。





一体今何があったのか
自分で把握できないまま席に向かいつつ、

だけど汗をかいて化粧が全部消えた
中年でくたびれたこの私が

十代二十代の
若くてキラキラした女の子達の中で

一緒に握手するって
ひどく厳しい状況じゃないか？


と思えて来て

「恥ずかしいからさっきの人に
　くじをあげた方が良かったかな。
　
　私がオバサンだから
　ファンじゃないと思ったのかな」


と言うと、
ピーが

「何言ってんのお母さん。

　ワシらがくじに当たるなんて
　二度と無いかもしれないんだよ」


と叱咤激励したのでした。






席に着いてからも気になって

「友達の中で一人だけ行けないのは
　可哀想だね。

　なんで私かな。
　私が中年でピーの付き添いに見えたからかな。

　中年がファンでいけないかな。

　中年のオバサンが
　Leadのファンのはずがないと思って
　
　付き添いだから
　くじは使わないと思って声掛けたんだろうね。

　なんか私、
　行ったらまずいのかな」


と、
どんどん混乱して行ったのですが


「ダメだよお母さん。
　年なんか関係無いんだから。

　あの人達の問題は
　お母さんのせいじゃないんだから。

　あの人達は
　くじに当たった人みんなに声を掛けていたんだよ。

　お母さんが中年だからじゃないよ。
　そんな事気にしちゃダメだよ。

　マイナスな事を考えちゃ
　ダメだよお母さん」


とピーに一杯励まされたのでした。





そして、
3月のファンクラブイベントで知り合いになった
同じ宮城県のＨさん達と

昼も夜も席が近かったのですが
Ｈさんもくじが当たったけれど

お友達は外れたので
3人で握手しに行こう！と声を掛けていただいたので

ああ、
私でも行って良いんだとやっと思えたのでした。



別に二人連れのお友達で片方が外れても
当たった人が行って外れた人は行かないと言う

よく考えればとても単純な話なのに
私は人から要求されてしまうと

人の要求に合わせなければいけない
と思い込んでしまうようで

他人を優先してしまう悪い癖が
危うく今回も出てしまう所でした。



ピーとＨさんありがとう～～♪




私一人でも
急な出来事も優先順位を間違えないように
考えたり行動できるようになりたいと思いました。






それで楽しい夜の部の後で
ぞろぞろと200人が並んでステージ前の

LeadとFLAMEの8人と
ざざざざざーーーと流れ作業で握手をしました。



悠君に「ありがとうございます」
と言い、

征吾君、敬多君、宏宜君
と言う順番だったと思うのですが

「楽しかったです」とか言っていたのですが
ラストから3番目の輝君の顔を見たとたんに　

頭から意識的なものが全部飛び去り

「アックン！！！」

無意識のうちに叫んでました、私(((((^m^


握手の感覚なんかは全く記憶に無く
ただただ輝君の顔が輝いて見えたのでした。





ピーは

「小学生からファンでした」

と言ったんですって！！！




すごい。



人見知りが激しくて
家族以外の人と口を利くのも難しいのに。


あんな流れ作業で
話しかけるなんて出来そうにないのに。





今回は
ピーがとても成長したと感じました。





私がぐちゃぐちゃした時に励ましたり
握手のくじに当たって

逃げないで握手をすると言ったり
輝君に長くファンである事を言えたり


本当に成長したものだと思いました(*^_^*)


私は年だけ取って
なかなか成長できないです（涙）





色んな意味で今回は
感慨深い観劇となりました(^ω^)！









私の趣味は若い人が好むものが多いので
居心地は悪いです。


私は小学生の頃から洋楽が好きで
今も演歌は全く受け付けないです。


学生の頃も周りはフォーク好きが多く
ロック好きが少なかったです。




しかし好きな事くらいは
突き抜けたいです。




バイクに乗っていた時も浮いていたし
ＳＦ読んでる人もいなかったし、

その年代年代でずっと浮いてたので
仕方ないかな～～～(^^ゞ