ふゆゆん亭

―――痛みに関する経過2017年から2019年―――

二年前（2017年）の春頃、
私の身体の筋肉のあちこちの痛みが強くなって
夏には全身の筋肉が引っ張り合いして
頭痛も激しくて何も出来ない日々になってしまった。

ようやく痛みを和らげてくれる接骨院に通い始めた9月には、
半月板断裂した左膝には金属入りのサポーター、
腰に骨盤ベルトと首のサポーターを装着して車を運転していた。

その後、痛みが辛くて余りにも何も出来ず、
家で転がっている時にアメーバのアプリをしていたら、
今度は右手の人差し指が腱鞘炎になりヽ(ﾟ∀。)ノ
その痛みが全身の引っ張り合いになって、
タイピングも縫い物も模様描きも手紙書きも出来なくなった。

その接骨院での治療は半年通ううちに楽になったものの
別の痛みを感じるようになった。
筋肉が溶けて行くような感じがして
身体に力が入らなくなっていた。

それで2018年2月、
自律神経を治療してくれる整体に通い始めたけれど、
何しろ健康保険が利かないので
お金が流れ出るように消えて行った。

去年（2018年）の春に参加した
Leadのファンクラブイベントには、
膝の金属入りサポーターの他に
左足首と右手首と甲と首のサポーター、
腰痛ベルトと骨盤ベルトと右肩サポーター、
そして湿布だらけで娘に介助してもらいながら
ヨロヨロと参加したのだった。

これがLeadのライブを生で観るのが最後かなと思った。
痛みに耐えながら朦朧としていたので
ライブの記憶はあまりない。


整体での治療は、気持ちが楽になるが
筋肉の緊縛はまた徐々に強まり、
呼吸すら意識しないと難しくなった。

眠っているうちに呼吸困難で死ぬかなとも思ったし、
このまま身体が固まって死ぬかなとも思った。

それでペインクリニックや神経内科や整形外科など、
ヘロヘロの状態であっちこっちに
診察に行けども行けども、
全然相手にしてもらえないのだった。

「気のせい」とか「考え過ぎ」とか「思い込み」とか
「レントゲンでは正常」とか「筋肉の痛みはやってない」とか
「老化を受け入れるべき」ってのもあったなぁ。

その上、ウツが強くなって来て
人に対する恐れに見舞われ、
誰も彼もに非難されているように感じ、
この2年ほど不眠症が悪化して
まどろむだけの全く眠れない状態になり、、
これはヤバイと思ったのだった。

痛い痛いの1年を過ごすと
思考も放棄したくなるのかしらと
精神科にも行ったみた。

サインバルタを処方された。
腸が動かないと言えばマグネシウムを出され、
筋肉が痛いと言えば安定剤を出された。

結局、昨年の6月から接骨院かとう利府院に行き、
ここが大当たりで救われたのだった。

電気や吸引や手技やショックマスターの他に
高濃度酸素カプセルと心地よい空間と音楽と
整復師さん達の誠実で親切で
温和で毅然とした治療に救われ、
10ヶ月通って何とか回復して来て
家事も少し出来るようになって来た。

でも腹痛（腸腰筋が痛いし腸も動かなくなる）で
ご飯が食べられなくなったり、
お腹や腕や腰の筋肉の痛みが全身の引っ張り合いになって
頭痛に発展して寝込んだりもあるので、
相変わらず症状や病院などを調べている。

なんと言っても西洋医学のお医者さんは
自分の専門以外のことに関しては
知らぬ存ぜぬの対応で信用ならないのだった。

筋肉が痛いでネットを調べると
線維筋痛症が出て来るのだけど、
宮城県はどんな事情があるのかどうか
線維筋痛症を扱う専門医がいないのだった。

仙台は政令指定都市なのに
身体の症状から治療をしたいと思っても、
診察してくれる医師がいないと来た。

この頃はだいぶ楽なって来たものの、
未だに少し縫い物をしただけで右腕筋肉痛になり
そこから頭痛に発展して全身の痛みになる。

ちょっと重い物を持ったり動かすだけで
痛みが発生してしまうのだ。

「おかしいですよね」と精神科の医師に言うと
「おかしいですね」と返されて終わってしまう。

常に腰の筋肉は緊張して痛い。
毎日レベル５くらいの痛みがあちこちにある。

だが愚直な私は、
痛みに苦しむだけの毎日からの脱却を目指し、
今も諦めずに治療を探している。

そして先月素晴らしいサイトに出会ってしまった！

それは「いつも空が見えるから」というサイトの
『原因不明の身体症状に苦しむ人のための「記憶」の科学の10の考察』
https://susumu-akashi.com/2017/11/traumatic-memory/
という記事だった。

記事と言うか、個人の忘備録だそうだ。
心と身体についての文献の感想やまとめなどが
非常に充実して誠実にきっちり書いてある。


★「いつも空が見えるから」の抜粋を【】で表記します

【全身に散らばる、説明不能で、
　原因もわからない多種多様な症状を抱える人は、
　現代の医療では説明がつかないために、
　医者から詐病のようにみなされたり、
　思い込みや気のせいだと門前払いされたりすることがよくあります。】

おお、これは私の事じゃない？！！

【たとえばそのような病気には、慢性疲労症候群や線維筋痛症、
　化学物質過敏症などが含まれるでしょう。

　そうした意味不明の症状は、過去の体験の「痕跡」であり、
　最新の記憶の科学に基づいて説明することができる。
　そう述べるのは、トラウマと記憶: 脳・身体に刻まれた過去からの回復の著者である
　神経生理学者ピーター・ラヴィーンです。】

【まず最初に知っておきたいのは、トラウマとは「心」の病ではなく、
　「身体」に刻まれる原因不明の症状だということです。】

なんと、トラウマについて
私が全く知らない事が書いてある！

そして私が子供の頃から引っかかっていた事や
大人になってから見つけた身体と心についての
感じたり考えていた事の答えの一部とも言えるような事が、
「いつも空が見えるから」の他の記事にも沢山見つかったのだった。

『カウンセリングではトラウマを治療できないのはなぜか―
　物語ではなく経験が必要な理由』
https://susumu-akashi.com/2018/06/counseling/

『「ベストを尽くす」限度がわからず、
　やりすぎてしまう人たち―本当に心理的な問題?』
　https://susumu-akashi.com/2019/02/do-your-best/

『ヨーガで身体の声を聞く―
　トラウマや慢性疼痛に身体セラピーが役立つ理由』
　https://susumu-akashi.com/2018/08/yoga/

『心は脳だけでなく身体全体から作られる―
　神経学者ダマシオの自己意識の研究を読み解く』
　https://susumu-akashi.com/2018/08/damasio/

『ソマティック・エクスペリエンス(SE)を知る10ステップ―
「凍りつき」を溶かすトラウマセラピー』
　https://susumu-akashi.com/2018/05/se/

『うつ病や自殺は心の弱さではない科学的理由―
　ウィリアム・スタイロンの闘病記から学ぶ』
　https://susumu-akashi.com/2018/05/styron/

などなど、興味深い考察が資料と共に書いてある。

カテゴリは「発達障害」「解離と愛着」
「不登校と病気」「心理学」「その他」。

驚くべきサイトだ。

それで私はソマティック・エクスペリエンシングを何とか理解して
自分で自分を治療したいと思い、
「身体に閉じ込められたトラウマ
　ソマティック・エクスペリエンシングによる最新のトラウマ・ケア」
ピーター・A・ラヴィーン著　
池島良子、西村もゆ子、福井義一、牧野亜香里＝訳
を購入して少しずつ読み解きたいと思った。

何しろ思考力と集中力がなくて読書が苦手になっているため
今の私にしてはものすごい決断をしたのだった(笑)

それで少しずつまとめを書いて行こうと思い、
これが始まり。

―――2019年3月23日―――


これ忘れていたーーー。
ヤバイ、こんな大事な事を忘れていたーー(汗)
庭仕事が少しできるようになった今こそ
脳にも血流が行くかもしれない。

―――2019年6月18日―――


去年の6月にアップし忘れに気付いて、
続きを書こうとしてまた忘れていたね。
筋肉痛も腹痛も治っていないので
色々試行中の現在。

―――2020年09月07日―――


●痛み関連メモ
・「痛みのメカニズム」関西医科大学市民講座について
　https://plaza.rakuten.co.jp/huyuyunn/diary/202004180000/
・「いつも空が見えるから」
『原因不明の身体症状に苦しむ人のための「記憶」の科学の10の考察』
https://susumu-akashi.com/2017/11/traumatic-memory/



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●痛みからの寛解を目指す03ー万病に効く重曹クエン酸水を試す
●痛みからの寛解を目指す04―減塩食の弊害・塩の大事さ