フォークボールはなぜ落ちるのか?
野球のボールは普通に投げると回転しながら飛んでいくらしい。直球でだいたい1秒間に30回転だそうだ。考えてみれば、ボールは大気の空気層を押し分けながら突き進む訳だ。まっすぐ、進むためには地中の掘削機の刃みたいに回転した方がいいのか。見るだけで、野球をやったことがない私。幼少の頃、フワフアしたビニールのボールで遊んだことを思い出す。見よう見まねでカーブの投げ方をして、ボールに横回転を加えると変化した。じゃー、フォークボールはどうなのか?フォークは1秒間に約10回転と直球の3分の1だ。縫い目のない部分が下にある状態で横回転すれば、上の部分との空気抵抗の差が生じ、ボールは落ちる。つまり、地球の重力に引かれる形で落下するという。回転数が極端に少ないナックルについても、同じことが起こるそうだ。科学的に説明すると、飛行機が大気の中を進むと後方に「タテ渦」と呼ばれる空気の層が生じる。フォークの場合も同じように「タテ渦」が生じ、チョウが舞うように微妙な変化を繰り返し落ちていくという。ちなみに、ボールの縫い目が108個あるそうですが、知っていました?