居酒屋「はなぐゎ」
徳之島町の亀津にある居酒屋さんです。この島は特に脂モノを好む人が多いようで、それにあわせた料理を出す店が多いのですが、その中にあって割とあっさりしたモノを出してくれるお店です。ちなみに「はなぐゎ」とは花がかわいいとかそういった意味の方言だそうですが、お店の人に説明を聞いてもイマイチ的確な標準語がわかりませんでした。この辺りではシビマグロといってマグロの赤ちゃんを食べる文化があるようです。今日のオススメにもしっかり入っていました。そして、お通しは鳥刺し。奄美地方は鶏飯という鶏のお茶漬けいや出汁漬け(と言っていいのかな)が郷土料理であるように、鶏も好んで食べるようです。 オススメのシビマグロはもちろん頼みます。基本赤身ですがあっさりして美味しい。マグロはトロより赤身の方が好みですが、その赤身であってもとろけるような味わいです。もう一品のオススメ、砂肝の刺身。「生ものばっかりになったね~」と気を遣いながら出してくれました。問題有りませんよ。しかし砂肝を生で食べるのは自分たちに地元ではあまりありません。新鮮だからこその味わいでしょうね。砂肝のコリコリ感がある鳥刺しです。って当たり前ですね。味見に出してもらったハツ。鶏の心臓です。これも刺身です。常に動いている筋肉って旨いですよね。牛で言うならハラミは常に動く横隔膜です。牛肉の中では一番好きな部位です。心臓だって常に動くわけですからね。しかし刺身は初めてです。なんだろう・・・レバ刺しを少し甘くした感じと言えばいいのかな。個人的にはレバ刺しよりこっちですね。それと、生もの以外にも一品とお願いしたら出てきたのが「むち」という魚の塩焼き。淡泊な白身の魚でおいしいのですが、始めて聞いた名前でした。 やっぱり、ここは美味しい。二年ぶりくらいの二回目の来店でしたが、その二年前の話をしたら思い出してもらえました。客を覚えるのが客商売かもしれませんが嬉しい事です。また来ます。いや、毎日来るかも。★★★★★/★★★★★