東北で幼年期を過ごされた、30代のかたならわかるだろうか。
「じゅらくヨー。」のCMで有名な、飯坂温泉のホテルじゅらくにいってきた。

こどもの頃テレビを見ていると、きらきらした、エッチな衣装を着た外人さんがおどり、裸に金粉を塗りたくったお姉さんが踊る「金粉ショー」、更にエンディングは、モンローのそっくりさんが、スカートふわりパンツちらりで「ジュラクヨ―」とささやく。胸どきどき、心臓ばくばくの、エッチなCMだった。

大人になったら絶対いってみたい、そんな「じゅらく」に行く事になった。宮城の県境を越えるころから、わくわくニヤニヤしていた。

実際の「じゅらく」は、「世界のショー」も「金粉ショー」もなく
とてもさわやかのホテルに変わっていた。フルーツ風呂やかみなり風呂もあるし、バイキングの夕食もうまいし、それはそれで満足なのだが、少し物足りない。あの下品な世界はどこへいったの。

夕食後、物足りない気分のままおみやげ屋に行くと、おっあった、
「ジュラクヨ―。」と吹き出しつきの、モンローの携帯ストラップ。もちろんパンチラ。そして、家族づれでにぎわっている、おみやげ物屋のまえで、平然とコンパニオンの股間や、胸を触りまくり
奇声をあげるおやじを見た瞬間、「下品は生きていた。」ど大満足で眠れた。いい一日でした。