消えた監督 2回
結局、監督は、みつからなかった。そして、テレビの力と同じ展開で、超能力捜査となったのである。一向に捜査が進まない状況のなか、家族はある女性を紹介さらた。教えられた家について、玄関先から声をかけると、普通のおばさんが出てきた。茶の間に案内され、今まさに、そこに寝転んでテレビ見ていましたという状況のところで、お茶をいただく。用件を言うと、彼女は興味なさそうに聞いている。そして2,3日後の日を指定したそうだ。家族は、やっとその時に気がついた。このおばさんが霊能力者だったのだ。水晶の玉も神棚もないそうである。まして彼女はどこから見ても普通のおばさんなのだそうだ。数日後、彼女の予言が出た。そして、監督の遺体は、彼女が予言した日に、彼女が言った川の下流で、発見された。その話を聞いた時、信じられず事実を確かめようと思った。しかし、その実家に帰る日の前日、僕は原因不明の高熱がでた。そのため、友人との捜査の話は流れ、その後なにもしていない。僕は、世の中には、理屈や化学で説明できないものがあると信じます。