冬その84:鎌田浩殻さんの、アカデミーヒルズでの講義を読んでメモ
指切りの指うつくしく毛糸編む 高橋成知 京大の教授、鎌田浩殻さんの、アカデミーヒルズの講義の内容について読む機会があって、とても面白かったのでメモメモ。彼は地球科学の第一人者で、派手なファッションが特徴なのです。「地球科学」というと、火山とか地震に関する学問で、まあ派手ではないです。でも火山列島である日本に住む我々にとって、火山や地震に関する知識というのは実はとても大事なこと。人々は「地球科学」に関心がない、じゃあファッションでまずは人の気を引こうと。そのついでに、地球科学に関する講義も聴いてもらおうと。「きっかけは何でもいい、最終的に地球科学を理解して、自身のことを理解して、それで自分の身を守ってもらえれば」実現したいことがまずあって、そのために何をすれば一番効果的なのか?を考えているゆえだなーと感心しました。火山の論文を理解してほしいのは、少数の学者ではなくて富士山周辺の30万人の住民。そのひとたちに理解してもらうためには、コミュニケーションの技術が必要になる。「どう伝えるか」が大事。コミュニケーションのキーポイントは、「相手の関心に関心を持つ」こと。人は変わらない、変われるのは自分だけ。(心理学の巨頭、アドラーの言葉)情報過多その他から距離をとり、自分を守る。忙しすぎると自分を見失う。やっぱり、「どうしたいか」「自分はどこを目指していきたいのか」って、大事だよね。