メトロに乗って
昨日109シネマズ川崎で音楽座ミュージカル「メトロに乗って」っていう映画を見てきました。なぜ映画館でミュージカル?って思うでしょ?これは2007年12月の公演を映画用に収録したものなのです。見に行くテレビで時々見る舞台中継みたいなものかな?って思っていたのですよ。全然違いましたね。もっと映画寄りな感じです。舞台中継みたいな定点観測ではなくて舞台風に演技しているシチュエーションコメディーのほうが雰囲気が近いですね。(もちろんコメディーじゃないけど、そして本当に舞台で演技しているんだけど) で、これはいい!ミュージカル映画って音楽と踊りに力を入れすぎて筋のほうは「それがどうした!」ってのが多いですがストーリーがちゃんとありお話も楽しめました。どうせ面白くないだろうと斜に構えていた私でも十分引き込まれました。そりゃ本物の舞台のほうが何万倍も良い!って熱狂的なファンの方はおっしゃるでしょうが世の中のすべてが演劇マニアではないのですよ。実際には「良い、って聞いたから高いお金を払って苦労してチケットをとったけど端のほうで全然見えなくてがっかり」なんてことしょっちゅうですからね。私なんかそれ以前にチケットをどうやってとるんだろう?って考えただけでもう見る気をなくしてしまいます。だから舞台よりも遥かにリーズナブルなお値段だけどかぶりつきでミュージカルが見られるなんて夢のようですよ。これなら映画館が上映さえしてくれたら東京まで行かなくても見られるってのも高ポイントだと思います。宝塚歌劇もこんな風に映画で公開してほしいな。