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平成23年3月11日に発生しました「東北地方太平洋沖地震」により被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
いつもの金曜日。 毎朝愛用の湊線と常磐線に乗って、会社のある水戸へ。 会社は相変わらず忙しく、午前中からバタバタ。 少し遅めのお昼を終えて、13時からはミーティング。 14時にはミーティングが終わって、たまたま遊びに来ていた育児休暇中のスタッフさんの赤ちゃんに癒される。 14時40分頃から、他部署の人から電話がかかってきて、やりとり。 そして・・・14時46分頃。 電話での会話が悲鳴に変わる。 会社が大きく揺れた。 いつもみたいにすぐ止まると思っていた揺れは長く、激しくなる。 私のいる支社はビルの7階なので、揺れが恐ろしく激しい。 本当に死を覚悟した。 避難訓練をしてても、やっぱりいざこうなるとおろおろしちゃうんですね。 ふと隣りの社員が机の下に潜るのが目に入る。 慌てて私も机の下に潜り込む。 間一髪。 揺れがさらに激しくなり、あらゆるものが落ちてくる。 電気が消え、パソコンが倒れ、机同士が乗っかりあい、パーテーションが倒れ、プリンタまで落ちる。引き出しが吹っ飛び、机の上のものはすべて落ち、重くて大きなキャビネットまで倒れる。キャビネットの中のものも飛び出し、CDケースがいくつも割れる。 机の下で家族に電話するけどつながらない。 メールを作成して何度も送信を押すけど届かない。 でもやっと一通だけ送れた。 すぐに返信が来たのは三重にいる弟だけで、 「こっちは揺れてない。大丈夫?」という内容。 その後は、あんまり覚えてない。 でも、動くに動けなくて、また揺れるのは怖くて、そのまま支社にいて、その後の大きな余震2回も支社で体験した。 電気が消えたから、当然暖房も消える。 寒くなるとトイレが近くなる。 会社のトイレはもう水が出ないとのこと。 もういつ帰れるか分からない。 「こういう時は仕方ないから。共同責任だから。」という一人の声でみんなでトイレへ。 ビルの外で手をする警察を見つけて、ビルの外にやっと出たのは・・・多分16時すぎ。 水戸駅は封鎖されている。 ・・・今日は帰れないのかも・・・ ・・・でも家に帰って家族に会いたいし・・・ 今日はたまたま車で通勤している近くの男性が支社にいた。 いつもだったら営業で外にいるのに、本当に今日はたまたま。 一緒に乗せていってくれるとのこと。 本当にありがたかった。 その人だって早く家に帰って家族の安否を確認したいはずなのに。 水戸駅が完全に封鎖されてしまったので遠回りしてその人の駐車場へ。 南口はもともと千波湖の埋立地らしく、地面から水が湧き出ている。 地割れもしていた。 駐車場はやっぱり壊れていてしまっていて、無料で車を出させてくれた。 隣りの駐車場は車を出すこともできない状況とのこと。 帰りの車の中でも何度も揺れを感じた。 周囲の建物のブロック塀は落ち、瓦が落ちているのがいくつも目に入る。 時間をかけてようやく自宅へ。 外観は無事だった。 でも真っ暗で車も一台もない。 玄関を開けて呼びかけると、中からろうそくを持って母親が。 無事だったことに一安心。 その後も父親も帰ってくる。 そして1つのろうそくを囲んで静かに夜ご飯。 この寒くて暗い夜ご飯は3日続いた。 断水はもっと続いた。 まだまだ余震が続いてます。 落ち着かない毎日です。 夜は余震のたびに目が覚めて、思わずヘルメットに手をのばす。 寝不足が続いてます。 こういう時こそみんなで協力して支えあって乗り切らなくちゃね!! そしてお水や食料を運んでくれた方々に感謝です。 人のあたたかみをたくさん感じました。 生きていることに感謝して、めげずに頑張ろう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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