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カテゴリ:エッセイ
まだ寒い日がつづいていますが、もうしばらくすると、あの
桜の花の季節がやってきますね。 桜といえば思い出すのが、郷里の坪庭にあった桜の木。 シーズンになると、坪庭の中では一番の若木でしたが、道との境の垣根に咲く、あの若やいだ華やかな桜の花を思い出します。見る者の心を躍らせるあの美しさは、怪しささえも含んでいます。 しかし、その桜の若木も、ある日切られてしまいました。 その当時、兄、そして父とつづいて病気で入院したからです。 家の庭に桜の木があると不幸が起きる、という理由だったようです。 どうしてか。切られてしまった後に郷里に帰った時に聞いてみたのですが、返事は返ってきませんでした。 あまりにも華やかな桜の花に負けてしまうからだろうか、と勝手に結論づけていましたが、今思うと、パッと咲いてすぐに散ってしまう、儚い命だからだろうか。そしてまた、しかし、翌年また咲くではないか、終りではない、などと思い返すのです。 やはり、あの華やかさ艶やかさに負けてしまうから・・とまた。 ところで、桜といえば、私は、 森山直太郎の「さくら」、そして、コブクロの「桜」もとても好きです。 「今なら言えるだろうか、いつわりのないことば・・」 コブクロの「太陽と月のように・・春の風を浴びて・・桜の花びら散るたびに・・」 何度聴いても感じるところがあり、涙が溢れてきます。 近所の桜の古木も、もうしっかりと蕾をもっていて、開花の時を待っています。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◆暮らしえらび・京都西陣、東山編 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◆文芸(のあいちいHP) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/02/15 02:20:29 PM
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