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『どくとるマンボウ』の北杜夫さん、死去！

北杜夫（きた・もりお＝本名斎藤宗吉＝さいとう・そうきち）さん。



２４日午前６時２分、東京都内の病院で亡くなったのですね。８４歳。



昭和がますます遠くなったような気がします。



『どくとるマンボウ』　『どくとるマンボウ航海記』『楡家の人びと』・・






北杜夫さんは、信州大学の前身（文理）も出ていて、信州にもゆかりのある作家なので親しみを持っていました。



父上・斎藤 茂吉は、日本の歌人、精神科医で有名ですが、

斎藤茂太氏（実兄）のものも読んでいました。


北杜夫（きた・もりお＝本名斎藤宗吉＝さいとう・そうきち）

１９２７（昭和２）年生まれ。

歌人斎藤茂吉の次男として生まれた。

旧制松本高校在学中には父・茂吉の短歌やトーマス・マンに心酔して創作活動開始。

東北大医学部に学びながら、同人誌「文芸首都」などに作品を発表。



１９６０年、ナチス支配下の精神科医の悲劇を描いた「夜と霧の隅で」で芥川賞受賞。



１９９８年には父・茂吉を描いた「青年茂吉」「壮年茂吉」「茂吉彷徨（ほうこう）」「茂吉晩年」の４部作で、

大仏次郎賞受賞。



兄は精神科医の故斎藤茂太氏。長女はエッセイストの斎藤由香さん。

日本芸術院会員。