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カテゴリ:エッセイ
湖上を彩る4万発の花火 諏訪湖の花火、最大のイベント が、今年もやってきましたが、 年齢とともに、 「残すものを選ぶ」 という人生の処理試行に変わってきました。 断捨離と一般には言われますが、自らにとって一番大切なものから、 優先順位で残していく、理想の形ですね。 今年は、6月6日に一回り年長の姉が旅立ちました。 実母は、私が5歳の時に眼前で脳卒中で倒れ、臥したきりの植物状態に陥り、私が8歳の時に他界しました。 姉は早めの結婚で、実母が亡くなってまもなく結婚で家からいなくなりましたから、 私にとって母に代わる存在もなくなってしまいました。 盆がやってきて、 姉が夢に現れました。 姉との思い出に、 線香花火があります。 私がいくつの時だったかはっきりしませんが、 嫁いだ姉がお盆に帰ってきて、 生家の庭でいっしょに花火をやりました。 そのときは線香花火だけでした。 花火の細い火花が静かに辺りを明るくしていきました。 マッチ棒の先より少しだけ大きい球形の火の塊が残り、 ポツン、と地面に落ちました。 あの静けさの感動は、何にたとえたらいいのか。 魂の息づかい 長いようで短い、 人の一生を思います 最初から読む「ただよう愛」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/08/13 09:58:11 AM
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