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健康な人の便移植、骨髄移植の合併症に有効 !
いしょくへんたいしゅくしゅびょう (ヨミドクターより) 東京都立駒込病院などのチームは、 骨髄移植後などに起きる腸の合併症に、健康な人の便を移植する治療が有効だと発表した。 骨髄移植は、他人の血液細胞を患者に移植する治療法で、 白血病など、重い血液疾患に対して行われる。 根治が期待できるが、移植した細胞が患者の体を異物とみなして攻撃する「移植片対宿主病(GVHD)」という合併症が腸などに起き、激しい下痢の症状が出ることがあるという。 ステロイド剤を使用して治療するが約半数は効果がなく、命にかかわる場合もある、と。 研究チームは、 GVHD(いしょくへんたいしゅくしゅびょう)を発症した人は、 しなかった人と腸内細菌の種類や割合などが異なっていることに着目。 腸にGVHDが起きた患者4人に、配偶者など健康な家族から採取した大便を生理食塩水と混ぜて濾過ろかしたものを、鼻からチューブで十二指腸に投与した。 その結果、3人はGVHDの症状が完全に消え、残る1人も下痢の量が最大5分の1まで減ったという。 東京都立駒込病院の垣花和彦・血液内科医長は、 「治療に有効な細菌を絞ったり、便の移植方法を検討したりして、実用化を目指したい」と話している。 (ヨミドクターより) 病気と病医院 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/03/18 10:50:21 PM
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