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テーマ:アメリカ旅行記/生活記(948)
カテゴリ:旅の国
今回のポートランド訪問は旦那の祖母の米寿祝いだったわけですが、もう年なので何も物は欲しくないという本人の意向により物のプレゼントではなく、義理父提案の「俳句プレゼント」となりました。つまり、こうです。おばあちゃんにまつわるエピソードを盛り込んだ俳句を考えて、招待客が一人一人読み上げ、あとで本にしてプレゼントする。俳句。。。5・7・5のあれです。でも、 英語!! なんです。 英語だと例えばこんな風になります。 これは英語が第2言語の私にとーっても不利です!!(って別に勝負するわけじゃないんですが。)いやー、考えました。日本語でも難しいのに、英語だよ。そりゃーみんなは顔は日本人だけど、頭はアメリカ人だから簡単だわさ。私はコテコテの日本人だからね。 そう考えたら、ちゃんとした日本語のリズムで5・7・5を聞かせてあげたくなりました。オリジナルの俳句のよさをわかっていただこう!日本人魂が疼きます。 そして、日系人の皆さんは誰も「米寿」という言葉も、なぜ88歳でお祝いなのかも知らないだろうと、前説も加えることに。 親族のみなさんが続々と考えた俳句を披露。中には4つとか考えてきた人も。読み上げながらウルウルしている孫までいる。さて、私の番。う~、緊張。果たして私の英語の俳句が通じるのか。 まずは解説から。お祝いする理由を知ってる人~と聞いたら、やはり「しーん」。一人だけ「はい、はい、私知ってるわ!」と手をあげたお方が。ダイアンさんという白人の奥さんでした。なんとネットで調べてきたんだそうだ。感心、感心。そこで、その他の皆さんに「米寿」「八十八」と書いた紙を見せて、これこれこういうわけでお祝いするんです、と説明。「だから、88歳はこれからもっともっと広がる人生をお祝いするんですよ」といったら「おおー!」とみんな感動していた。よかったー。 そして、ついに私の俳句ご披露。 Handball Sushi これは日本語にするとこうなる。(もちろん、これも読み上げた。) 手まり寿司 実は英語のほうは4・8・5と字足らずと字余りでお恥ずかしいのですが(しかも季語も入っておりません)、他の人も結構適当にやっていたので、ご愛嬌ということで。。。 意味としては、いつも私がオレゴンにいくと、私が食べたいだろうと、このおばあちゃん手まり寿司を握ってくれてごちそうしてくれるのです。 なので、いつも感激していたのです。それなのに、「本当は寿司ってこんな形じゃないわよね。へたくそなのよ。ごめんなさいね。」とまで誤ってくれるのです。「いいえ、手まり寿司っていってそういうお寿司もあるんですよ。」というのですが、オーセンティック・ジャパニーズの私に出すお寿司としては恥ずかしいと思っている様子。そこで、いつもの感謝を込めてこの俳句にしました。 さて、読み終わったあとのみなさんの反応は。。。 しーーーーーん。 あ、あの、発音わるかったでしょうか。 とにかく、その沈黙に耐えられなかったので、即次の人の番へ回しました。 俳句がすべて終わったあとでみんなから「解説ありがとう。いつもお祝いしてきたけど、なぜなのか知らなかったよ。やっとわかった。」といってもらえて嬉しかったです。ほっ。俳句は「?」な出来だったかもしれないけど、とりあえず終わってよかった。おばあちゃんにも「どうもありがとう。88歳はとてもいい年だってわかって嬉しかったわ」とコメントもいただき、良かった、良かった。 レストランの一室を貸し切ってやったこのパーティ。88年の人生を振り返るスライドショーやクイズをやって、とても楽しく終わりました。 長いパーティに耐え切れなくなったうちの次男Mとその従妹のMちゃん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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