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カテゴリ:スターツ出版文庫
2020年12月刊 スターツ出版文庫 著者:クレハさん 舞台はかくりよ学園大学部 ↑楽天ブックスより、あらすじ引用 登場人物 柚子=ヒロイン。あやかし・鬼龍院玲夜の「花嫁」 無事高校を卒業して「花嫁」としての勉強をすべくかくりよ学園の大学部 に入学 玲夜=ヒーロー。鬼の一族の次期当主。目も覚めるような美青年でモテる。 現在は柚子一筋。 透子=柚子の親友。猫又一族の次期当主・東吉の「花嫁」 梓=蛇のあやかし一族の跡取り・蛇塚の「花嫁」 蛇塚を嫌っており、玲夜に恋している。 津守=陰陽師。玲夜を嫌い、何かとちょっかいを掛けてきている。 まろ&みるく=柚子が拾った猫たち。正体は相当な力を持つ霊獣。 シリーズ二作目で、前作ラストから数か月後のお話。 玲夜の邸で世話になって一年近く経った頃、柚子はあやかしが多く通う大学への入学が決まった。 「花嫁」があやかしのことを学ぶ場でもあり、卒業と同時に玲夜に嫁ぐことが決まっている柚子には打って付けの大学らしい。 そこには柚子の親友である透子も通うこともあって楽しい大学生活になりそうであった。 初対面となる蛇のあやかしの「花嫁」・梓と三人で卒業まで仲良くやっていこうと思いきや、どうやら彼女はこの婚姻が不満らしく、婚約者の蛇塚に対する態度も冷たい。 事情を聞くと、梓の実家の会社経営が立ち行かなくなり、両親は娘が「花嫁」として選ばれたのをいいことに蛇塚家からかなりの額の資金援助を受けて何とか持ち直したのだそうだ。 一般的には「花嫁」に選ばれるのは女性にとって大変名誉な事であっても、親に金で売られたような立場の梓には思う所もあるのだろう。しかも彼女には片思いだけど好きな人がいるのだとか。 柚子にしてみれば、幸運にも玲夜にほぼ一目惚れで今は相思相愛だから選ばれて嬉しいけれど、人によっては喜ばしい事だけではないのかもしれない。 そんなある日、柚子を迎えに来た玲夜を見た梓の態度があからさまに変わった。 どうやら、彼女の想い人は玲夜のようで・・・。 ゲストキャラ・梓を通じて「花嫁」に選ばれることが幸せばかりとは限らないと言うエピソードでした。 まあ確かに選ぶのはあやかし側であるので、女性側に恋人とかいた場合は揉めるだろうなとは思います。 本当に稀ではあるものの人妻が選ばれるパターンもあり、玲夜も柚子に恋人がいたら〇してでも奪うような発言をしています。 (柚子にも彼氏がいたんですけど、玲夜と出会った時はフリーだったのでセーフでした) そんな梓の不満と彼女の玲夜への恋心を利用して、鬼の一族と昔から因縁のある陰陽師・津守が柚子を巻き込んで事件を起こします。 そこを救ったのは玲夜と途中柚子が拾った二匹の猫。 この猫も実はドエライ存在なんですが、何故か柚子にだけメッチャ懐くのも訳があって以降も大活躍。 陰陽師の横やりも玲夜と柚子の絆を深めただけってオチでした。 評価:★★★★★ この巻も凄く面白いです。 刊行ペースが速くて嬉しかった思い出。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.05.06 10:38:23
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