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2022.06.05
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カテゴリ:ヴァニラ文庫

2022年3月刊
ヴァニラ文庫
著者:すずね凛さん
敵対していた大国の皇帝ギルベルトと政略結婚することになったクリスタ。幼い頃と同じようにからかってくるギルベルトにクリスタはどうしても素直になれない。しかし、ギルベルトの優しさを感じ、初夜から毎晩甘美で濃密な愛撫に全身を蕩かされるたびに恋心も擽られていく。愛のない結婚だったはずなのに、ギルベルトの言動は甘さを増してー!?
​     ↑楽天ブックスより、あらすじ引用

登場人物
  クリスタ=ヒロイン。ヨッヘム国の王女。
       三世紀に渡って敵対していた隣国・ホルガー帝国皇帝ギルベルトに
       友好の証として嫁いだ。ギルベルトとは幼少の頃の因縁があり、初
       恋の相手ながら素直に想いを打ち明けられず、表向きは嫌っている
       体で振舞っていた。
 ギルベルト=ヒーロー。ホルガー帝国皇帝でクリスタの夫。
       11年前に出会ったクリスタに一目惚れして、皇帝位を継いでから
       友好のためと称してヨッヘム王にクリスタとの政略結婚を打診して
       いた。皮肉屋で好きな子ほど虐める性格。
   モロー=ヨッヘム国の国交大臣。公爵でクリスタの従兄弟。
       王太子が幼いことを理由に、自分がクリスタと結婚して国を牛耳ろ
       うと画策していたが、ギルベルトにかすめ取られ憤慨していた。
       後にアダン王国のエレオノーラ王女と密約を交わす。
エレオノーラ=アダン王国の王女。
       ギルベルトの妃の座を狙っていたこともあってクリスタに何かと突
       っかかっていた。利害の一致によりモローと手を結び、皇帝夫妻を
       人質にして帝国制圧を目論んだ。


すずね凛さんの最新作ですね。
2か月程積読になってて、漸く読めました。

んが、なんだろう、ストーリーが

​この作品の焼き直しかってくらいよく似てる。
まあ、同じ作家さんなので、得意なシチュエーションみたいなのがあると思うので、たまたま似たような話になっちゃったのかなぁと感じなくもないんですが・・・。

とは言え、似てると言いつつキャラ設定とかお国事情など、あれこれ違う部分も結構あります。
ただ、終盤の展開が瓜二つなのはちょっと(^_^;)

皮肉屋で好きな子ほど虐めるヒーローと、初恋の人だけど幼い頃にからかわれたことを忘れられず、今なら彼なりの愛情表現だと判ってはいてもついつい腹を立ててしまうヒロイン。
元々長らく敵対してた国からの輿入れと言うこともあって、ヒロインのことも最初は良く思わない者たちもそれなりにいたものの、そんな輩に俺の妃になんか文句あるのかと黙らせるヒーロー。

ケンカップルに見えて実は終始ラブラブってお話でした。
故にラブシーンの回数が半端なく多い(苦笑)


評価:★★★★
内容は面白いです。
ひと月前に「溺愛花嫁」を読み直してなかったら素直に楽しめたかもしれない。





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最終更新日  2022.06.05 22:12:35
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