|
カテゴリ:カドカワBOOKS
![]() 2020年2月刊 カドカワBOOKS 著者:橘由華さん 日本での知識を活用し、様々な商品開発をしてきたセイは、ついに自作の商品を取り扱う店を持つことに。視察のために港町に向かうと、予期せず探し求めていた食材と出会ってしまう! 米や味噌、懐かしい味との再会にセイの料理欲も大爆発! 商品を取り扱う貿易船の人達とも仲良くなり、長旅の助けになる保存食を作ったり、お料理スキルを存分に発揮しちゃいますっ。そそんななか、魔道師師団長ユーリが、セイの料理には特殊な効果があると気づき……? ↑楽天ブックスより、あらすじ引用 登場人物 セイ=異世界召喚されたOL。 聖女としての力を持ち、いよいよ正式にお披露目が決まった。 アルベルト=第三騎士団団長。辺境伯家の三男で女嫌いとして有名。 ヨハン=アルベルトの幼馴染で薬用植物研究所所長。 ユーリ=セイの魔法の師匠の魔法師団長。 アイラ=異世界召喚に巻き込まれた少女。セイを姉の様に慕っている。 エリザベス=愛称・リズ。侯爵令嬢でセイとアイラの友人。 セイがこの世界にやって来て以来、自分の為に作って来た化粧水や料理の数々。特に化粧品に至っては口コミにより貴族達の間で爆発的大ヒットとなっていた。正に5割増しの性能恐るべし。 ヨハンから委託ではなく、自分の店を出したらどうかと薦められたセイは、助手となる人物を紹介されて、化粧品事業を興すことに。 身辺が落ち着いてくるともう一つの趣味である食への探求がしたくなる。かねてよりセイはアイラともよく話していた。ごはんやみそ汁、煮物が食べたいと。元よりこのスランタニアはメシマズな国で、暫くは口に合わずに激やせしたほど。豊富なハーブのおかげで前の世界の料理に近い味を出すことには成功したが、それは洋食メニューに限ってのこと。 考えたセイは、異国なら似たような食材があるのではと視察と称して港へ。海産物は仕入れられそうだけど、問題は醤油や味噌か。そして一番欲しいのは米。 彼女は持っていたポーションで大怪我をした少年を助けた縁で、貿易船の責任者・セイランから希望の品を入手することができた。予想通り飽くまで類似品にはなるが、これで一先ず考えていたメニューは作れるはず。 ほくほくしていたセイではあったが、もうすぐ王宮で聖女のお披露目があると聞き、出来れば目立ちたくない彼女は憂鬱。 国王の考えで聖女を利用する者達を避けるため、今までは上層部にしか正体を明かしていなかった彼女だったが、この度いよいよ全貴族にその存在を知らしめることになったのだ。 お披露目後は大規模な王家主催の舞踏会まであると言うし気が重い。 エスコートは以前からの約束通り、アルベルトに頼んだが、実はセイの存在が知られること=その夫の座を狙う者たちの争奪戦が始まると言うことで・・・。 後に続くザイデラ編の導入回となっています。 聖女をやりながら研究所でポーションを作り、更に隙間時間で制作していた化粧品がバカ当たり。金持にはなったけど和食が食べたいんじゃ~~と、行動したセイは結果米と味噌醤油をGETすることに成功。 混ぜ寿司を作ったらユーリにも大うけで、彼の鑑定スキルで彼女の料理にもポーション同様、特殊効果があることまで判明します。 元々、セイの料理にバフ効果があるのは知られていたんですが、和食は更にまた別のバフがあるらしい。研究したいので、他にも色々作ってほしいと頼まれるも、材料にも限りがある。そうそう希望にはこたえられそうにない。なわけで、この巻から料理話が増えまして初見時は内容がシフトチェンジしたのかと(^_^;) でも、大筋自体は一応動いてましてアルベルトとの関係も徐々に変化。 お披露目により、存在を明らかにされた聖女の夫の座を狙う貴族の次男&三男たちからの求婚が殺到。家を継げない彼らにはそりゃ魅力的ですよねぇ。将来的にセイは大公くらいにはなりそうだし。セイのペースに合わせていたアルベルトもついに心を決めるのでした。 評価:★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.09.23 09:00:10
コメント(0) | コメントを書く
[カドカワBOOKS] カテゴリの最新記事
|