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カテゴリ:マカロン文庫
2019年11月刊 マカロン文庫 著者:西ナナヲさん 恋愛経験ゼロの未咲は訪れた医院で、東京で働いていた頃憧れていた佐久間医師に再会する。優しくて腕のいい名医として慕われる佐久間から飲みに誘われ、舞い上がる美咲だが、彼の本心はわからない。ある日ひょんなことから、風邪で寝込んだ佐久間を未咲が看病することになり、一つ屋根の下、二人の仲は急接近! 「実は東京にいるころから好きだった。もう絶対に逃がさない」と普段はクールな佐久間から独占欲全開で熱い想いを告げられ、美咲は気持ちが抑えきれなくなり…!? ↑楽天ブックスより、あらすじ引用 登場人物 榎田美咲=元製薬会社のMR。 退職して地元に戻り新聞社スタッフとして働いている。 佐久間透=内科医。父の内科医院を継ぐため東京から戻って来た。 東京で製薬会社のMRをしていた美咲は尊敬する父の手伝いをするため故郷に戻って来た。父・武生が営む小さなweb新聞社は子ども食堂も併設しており、年数回行われるイベントの企画も担当しているせいでとにかく忙しい。 MRもやりがいのある仕事だったけれど、それでも戻って来て良かったと思う。未練があるとすれば、想い人に会えなくなったことくらいだろうか。 MR時代に担当していたクリニックの代謝科の医師・佐久間透に長らく片思いしていたものの、結局直に想いは伝えられなかった。 そんなある日、高熱でダウンした美咲は母に付き添われて子供の頃から世話になっているさくま医院を受診。今日は若先生が診ると朦朧としながら診察室に入ると中にいたのは佐久間先生でビックリ。思わず熱も吹っ飛ぶほどの衝撃だったが、思わぬ再会に驚いていたのは向こうもらしく、動揺しながらもすぐに適切な処置をしてくれて熱も翌日には下がっていた。 後日、再会を祝して飲もうと言うことになり、食事に誘われた美咲は、丁度立ち上がっている企画にぴったりだからと透に取材を申し込んだ。 快く受け入れてもらえて、何度か顔を合わすうちにどんどん恋心が再燃して内心ではドキドキ。何となく自分の気持ちは透も察しているんじゃないかと思うのだが迷惑がっているわけでもなさそうだしどうにも本心が掴めない。しかし、彼が昔馴染みだと言う女性と親しげに話しているのを目撃。もしや元カノ?以来、モヤモヤが消えずにいた美咲は、ある日決定的な証拠を見つけてしまい・・・。 まぁ、これは美咲の勘違いで、後にちゃんと訂正されます。 昔なじみの女性には婚約者もいるし、単に仕事として透に営業かけてただけと言う。 でも、この勘違いと医者の不養生で透が寝込んだことがきっかけになり、透も東京にいた頃から美咲に惚れていたと告白。二人の交際がスタート。 さくま医院の若先生として、地元でも認知度が広まる中、美咲との仲も話題に。 おまけの番外編は透目線のエピソードで、その後の二人の様子が描かれています。 内容としては、恋に不慣れなヒロインとちょっと意地悪で本音が判り難いドクターとの恋物語です。元々両片想いだったようなのに、今までの信頼関係を崩したくなくて告白できずにいたという、展開的には割と鉄板。 ヒーローが御曹司でもスパダリでもない分、リアル感はあったかな。 評価:★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.10.17 15:21:37
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