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2023.11.22
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カテゴリ:マカロン文庫


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2023年3月刊
マカロン文庫
著者:藍里まめさん

書店員の果歩は客として出会った卓也と付き合って三ヶ月。幸せな日々を過ごしていたが、彼の弁護士を名乗る男性が現れ、実は卓也が御曹司で果歩と別れたがっていると教えられる。婚約者の存在も知らされて身を引いた矢先、双子を宿していることが判明! 初めての出産と育児に奮闘していると、ある日突然彼が訪ねてきて…!? 戸惑う果歩を前に、卓也は空白の時間を埋めるように絶えず愛を注ぎ込む。「二度と離さないから覚悟して」ーー双子と一緒に甘やかな独占欲で包み込まれ、果歩はとろとろに溶かされていって…。

​     ↑楽天ブックスより、あらすじ引用
登場人物
 相原果歩=元書店員。実家で双子を育てるシングルマザー。
 吉川卓也=大手製薬会社の御曹司。果歩の元カレ。


書店員と客と言う関係から交際にまで発展した果歩と卓也。
製薬会社勤めらしい彼は同年代の会社員に比べると随分羽振りが良くて、たまに驚かされてはいたものの、初めての恋にのめり込んでいた彼女は気にしないようにしていた。
最近は随分忙しそうだけど、次の休日に漸く会えると思いきや、大事な話があるんだと言われて少し不安も覚えていた。
だが、その予感は的中。
仕事帰りに見知らぬ男に呼び止められた果歩は衝撃の事実を知ることに。
実はお金持ちなのではとは感じていたけれど、まさか彼が大手製薬会社の御曹司で、おまけに婚約者もいると言う。
男性の要件はありていに言えば卓也と別れて欲しいとのことだった。
まさか卓也の大事な話とはこのこと?
でも、初対面の男より卓也を信じたい。もし本当なら彼に話を聞くと要求を突っぱねた果歩だったが、婚約者側から浮気相手として訴えられたら慰謝料請求されると聞いて思わず及び腰に。
両親は既に無く、身内は兄一人。薄給の書店員では貯金もわずかだし兄に迷惑をかける訳にはいけない。どちらにせよ、慰謝料請求できるほどの婚約者がいるなら自分がしがみ付いても卓也の迷惑になる。潔く別れるなら相応の手切れ金を出すとは言われたが、それは意地もあって辞退した。

男によって連絡手段も絶たれ泣く泣く身を引く形になった果歩だったが、数日後妊娠が発覚。未練がましいとは思いつつもどうしても産みたくて、結局実家にいる兄を頼ることに。
事情を話すと兄は卓也に激怒していたものの、果歩もその子供も自分が面倒を見ると彼女の決断を応援してくれた。
あれから2年半。男女の双子を産んだ果歩は就職先を探していた。
兄の稼ぎでなんとか暮らせてはいるけれど、子供が大きくなればその分金はかかるし、恋人がいるのにこぶ付では結婚も出来ないだろうと思うと申し訳ない。

そんなある日、街中で因縁を付けられた際に助けてくれた青年が卓也の友人でビックリ。どうやら、交際してる時の写真を彼から見せられて覚えてくれていたようだ。
彼は弘田と名乗り、卓也は果歩にフラれてかなり落ち込んでいて、今はNY支社にいると言う。
フラれた?それに落ち込んでたって、代理人まで寄越しておいて?
まさかあの代理人は彼からの依頼ではないのではとも思ったが確かめようもない。弘田に聞けばもう少し当時の状況が判りそうだけど、一先ず彼に口止めをしてその場を去った。

その数日後、NYにいた卓也は弘田から連絡を受け、休暇を利用して帰国。
彼女のスマホとは連絡が取れないので、直接彼女の実家を訪れた彼は、果歩から当時の話を聞いて自分が知らぬ間に勝手に別れさせられていたことを知り・・・。


居ても立っても居られずに果歩の実家に特攻した卓也は、激怒した彼女の兄にぶん殴られたりもしましたが、二人が別れた原因が巧妙な罠によるものと判り、一先ずは許されます。
どうやら、厚生労働省のお偉いさんと縁を築きたいと考えていた卓也の母の暴走だったようで、あの代理人もその手の者と判明。
卓也は果歩にプロポーズするつもりだったそうで約束の日を楽しみにしていた。
しかし、代理人が果歩のスマホを操作した時、勝手に如何にもな別れのメールを送信しており、それを見た彼はいきなりの別れ話に大ショック。連絡も付かないしで、フラれたのだと思いこんだ。
まぁ、その時はまだ書店勤めしてたんですけどタイミング悪く彼女が早退した日で、対応してくれた店員の紛らわしい言葉で退職したものと思い込んだのが拙かった。
間の悪いことに海外転勤も決まってたから不幸な偶然が重なった結果というオチ。
果歩はちゃんと本人に聞くと言ってたのに慰謝料がー、とか脅されちゃ怯んじゃうよね。金持令嬢からの請求額とか考えるだけで恐ろしい。

でも2年半は長いよ。一人でも大変なのに双子ですもんね。
お兄ちゃんは結局恋人にフラれたり、やってくれたなぁ彼母よ。
とはいえ、真相が判った上にまだお互い愛し合っていて子供たちもいる。何が何でも結婚するとしつこく迫って来ていた令嬢に意趣返しして縁談を断らせ、反対していなかった父親に果歩たちの話をして結婚の許しを得て漸く結婚に至ります。
姑とは蟠りが残ったままって感じで本編は終わってますが、後日談である番外編にて姑とも和解。お兄ちゃんも恋人と復縁して結婚したし大団円って感じで良かった。

個人的に姑の仕打ちは一生許せないレベルではあるけど、双子たちには唯一の祖母だからと許した果歩はいい人過ぎる。でもそれも自分も母親になったからかな。


評価:★★★★☆








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最終更新日  2023.11.22 13:22:55
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