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2024.03.01
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カテゴリ:角川文庫


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2024年1月刊
角川文庫
著者:鶴葉ゆらさん

異能のために虐げられてきた少女かぐやは、愛を求めながらも全てを諦めて生きてきた。だが黒鳶隊の強く気高き大将、隆勝に婚姻の形で救い出され、妖影という妖から人々を救う姫巫女として、力を使うことを望まれる。海祢や凛といった黒鳶の仲間にも助けられ、かぐやは次第に居場所を見出していく。そして安らぎや幸せを教えてくれた隆勝に惹かれ始めていた。そんな中、妖影を操る存在が現われ、かぐやを付け狙ってきて…?

​     ↑楽天ブックスより、あらすじ引用

登場人物
  かぐや=特異な力を持つことで虐げられていたが、隆勝とのかりそめの婚姻に
      より救い出された。
 祇王隆勝=かぐやの夫。妖影の討伐部隊・黒鳶の大将を務めている。
笹野江海祢=隆勝の補佐役。
   零月=かぐやが兄のように慕う錺職人の青年。
   淡海=海祢の姉。
鵜胡柴親王=皇太弟。異母弟である隆勝を敵視している。


初任務の成功と隆勝たちの言葉で少しずつだが、自信を持ち始めたかぐや。
翁達から救い出すためのかりそめの結婚ではあるものの、隆勝は不器用ながら彼女を気遣い、休日には買い物に連れ出してくれた。
故郷にいた頃は外出どころか手枷を付けられ部屋からも碌に出してもらえなかったのに、今はこうして男性と買い食いまでしているなんて、何と幸せなひと時であろうか。​
しかしながら、巷では妖影の仕業か、女性の行方不明事件が頻発していた。
身寄りの無い者たちばかり攫われていることから計画性を感じられ、黒鳶隊も調査を進めている

その日、海祢からさる貴族の女性の話し相手になってほしいと頼まれたかぐや。甘未やに向かうとそこには30そこそこの上品な人が。
女性は淡海と名乗り、店員お薦めのあんみつを食べて楽しい時を過ごした。
また都合が合えば会いたいと別れたが、店にいた時、男性の怒鳴り声に身を震わせていた彼女に自分と似た雰囲気を感じていた。そう、同じように暴力を受けていたような。
だが、その日の夜、皇太弟・鵜胡柴親王の御息所が行方不明になったと宮では大騒ぎに。
御息所は外出時に使っていた牛車は発見されたが、従者諸共襲われたのかおびただしい血の跡や肉片が残っていたと言う。
しかも、御息所は海祢の姉で、淡海であると聞きかぐやも気が気でなかった。
黒鳶隊も捜索に加わったのだが、妃が攫われたかもしれないというのに親王の態度がどうにも腑に落ちない。まるでいなくなってくれて清々したと言わんばかりな物言いに怒りも湧いたが、捜査の末、ある神社に攫われた女たちがいることが判り・・・。


この事件については、上巻の終盤にて親王と夜叉が手を組んだことが描かれているため、親王が邪魔に思っている淡海を消すために仕組んだことだとすぐに判ります。
この男、同じ血が流れてるとは思えない程、帝や隆勝とは正反対の性分で人でなし。
淡海さんのことも中級貴族の娘と馬鹿にした挙句暴力をふるっていました。
かぐやが共感を感じてたのもこの辺の事情が起因なんですけど、本当にクズ野郎過ぎて。計画としては御息所を始末し、妖影を始末できなかった黒鳶隊に責任を取らせると言うもの。
せこいやり口だけど、地位があるだけにまかり通っちゃうから始末に負えない。
妻にDVしてても公然の秘密になるだけで誰もたすけてやれないんだもの、理不尽過ぎて。
手を貸した夜叉とも決着着かずだったし、何とか親王に痛い目に見て欲しい所。
隆勝とかぐやは諸々の困難を乗り越えて両想いになったけど、彼女の出生についても謎のままなので続編がありそう。



評価:★★★★☆





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最終更新日  2024.03.01 14:47:24
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