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カテゴリ:鍛錬
気功法とヨガを鍛錬するものにとって避けて通れない問題が、気功偏差とクンダリーニ症候群です。
どちらとも鍛錬のしすぎや、無理な行法、体の歪みなどによっておきてしまいます。 気功では、小周天や大周天を体得しよう。 ヨガでは、クンダリーニのエネルギーを目覚めさせようなど、その系統が好きな人にはたまらない言葉が興味をそそりますが、そんなに簡単なものではないし危険です。 特に頭と尾骨を強打した事のある方は、呼吸法の鍛錬には気を付けたほうがいいですね。 気功法もヨガもヒンドゥー哲学方式か、中国式かの違いで自分の体を鍛える事に変わりはありません。 気功偏差には「走火」と「入魔」があります。 「走火」とは気(熱)が上がったまま降りなくなったり、身体の中を 暴走してコントロールできなくなったりする現象です。 また「入魔」とは主として精神的な症状を呈するものです。 すなわち緊張が解けない、常に不安感や恐怖感が起きる、眩暈、耳鳴り、不眠が続くといった状態になったり、動物のようにほえたり走ったり、叫ぶ、泣く、笑う、怒りっぽいといった状態になることがあります。 さらに静功中に潜在意識の浄化作用として出現する神や仏、天女などの幻影を本物と思い込み、そのお告げを聞いたり会話したりするうちに、意識が混乱し自分をコントロールできなくなることがありますので要注意です。 私の場合は上半身が人で下半身が獣と言う状態に、危うくなるところでした。 中国では、この「気功偏差」が社会問題として扱われるほどの深刻な 問題になったりしています。 日本では軽く考え過ぎの傾向はあるとおもいます。 ヨガのクンダリーニ症候群も、尾骨からエネルギーがスシュムナー管、ビンガラ、イダーの両管を莫大なエネルギーが駆け上がって制御できなくなり、気功偏差と似たような症状が出てくるのです。 気功やヨガを学ぶ際は、この様な事にならないような指導ができるという事はもちろんですが、なってしまったらきちんと治せる人のところへ教わりに行きましょう。 きちんと焦らずしっかり段階を踏んで学んでください。 自分がどこまで高まるか、興味ありますよね。 歪みを取ってからなら、更に安心。(^^)b お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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