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人気アニメ「らき☆すた」の絵をあしらった旧鷲宮町(現久喜市)の土師(はじ)祭名物「らき☆すた神輿(みこし)」が、5月1日に中国で開幕する上海国際博覧会(上海万博)へ出展される計画が浮上している。日本のアニメや漫画などを体験してもらう国と企業の官民協働イベントの一環。展示のほか、現地のファンに担いでもらう構想も出ている。鷲宮から世界へ。らき☆すた神輿のグローバルな活躍に、地元関係者は「万博帰りの神輿になれば、鷲宮や土師祭にとって絶好のPRになる」と期待を寄せている。 ■アニメと伝統が融和 らき☆すた神輿は2年前、鷲宮神社の門前通りで毎年9月に行われる土師祭を盛り上げようと、らき☆すたファンと地元住民が協力して製作。祭りを主催する祭興会が所有、鷲宮町商工会に管理を委託している。 日本の漫画やアニメに代表されるサブカルチャーは海外で「クールジャパン」と呼ばれ、注目を集めている。こうした日本が誇るコンテンツを上海万博を通じて、さらに広めるのがイベントの狙い。その中で人気アニメと伝統文化が結び付いたらき☆すた神輿に白羽の矢が立った。 計画では、出展されるのは昨年リニューアルされた2代目で、6メートル四方、高さ2・2メートル、重さ260キロの万燈(まんとう)神輿。表面には、らき☆すたに登場する「泉こなた」「柊かがみ・つかさ姉妹」ら約30のキャラクターが描かれている。昨年の土師祭ではファン約150人が担ぎ、伝統の千貫神輿とともに秋の風物詩に花を添えた。 これまでに秋葉原や名古屋などのイベントに出張展示されたものの、国外は未踏。万博出展が正式決定するまでには、運搬方法の調整や現地での材質検査などのハードルをクリアしなければならないが、実現すれば初の快挙となる。 ■中国でも高い人気 地元に打診があったのは今年1月。「1年で終わると思っていたらき☆すた神輿が、まさか万博に行くかもしれないとは。中国でもらき☆すたの人気は高いと聞いた。どれくらいファンが集まってくれるのか楽しみ」と祭興会の成田靖会長(71)。 町外のファンにとってもうれしい知らせ。神輿のイラストを任された群馬県太田市の茂木隆徳さん(23)は「海外にまで引っ張りだこのらき☆すた神輿の製作に携われて、とても光栄」。合併でなくなった鷲宮町についても「万博出展を通じ、一人でも多くの人の心に鷲宮の名前が残ってもらえれば」と願う。 「アニメツーリズム」を研究する北海道大観光学高等研究センターの山村高淑(たかよし)准教授によると、昔の中国は日本のアニメ情報が遅れて流入していたが、インターネットを筆頭とするメディアの発達により、現在は「タイムラグがない状態」。 また、キャラクターへの愛情を示す「萌(も)え」という言葉も「最萌」(一番萌えたという意味)などの用法で浸透しているという。らき☆すた神輿でおなじみの「萌ーえ、萌ーえ・」の掛け声が、海を越えた上海の地に響き渡るかもしれない。 【記事全文】2010年4月11日 Web埼玉 らき☆すた神輿 上海万博へ 海越える「萌え文化」 【関連記事】2010年3月23日 【らき☆すた】の「鷲宮町」閉町 特別住民票は完売! らき☆すた 第12話 お祭りへいこう 楽天トップへ このブログのトップへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年04月12日 11時38分42秒
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